SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2017.01.10[火] 原点復帰

凍頂烏龍茶


少し前に『原点復帰』という言葉の意味を教えてもらいました。
文字通り「原点に戻る」という事なのだけど、例えばプリンターでは
「ここまでの動作を完了したら『原点』とプログラムされた位置まで戻る」
ということになるのだそうです。

つまり、一つの動作が終わったまま次の動作に入ると、プリント位置が
ずれてしまう。
だから、一つの動作が完了したら、必ず原点に戻ることが大切なのだそうです。

普段何気なく使っている数々の機械の中には、一つの動作が完了したら
次の動作に入る前にスタート地点まで戻るということが、プログラミング
されているということを改めて知りました。
いつも同じように間違いなく仕事ができるのは、この『原点復帰』が
あるからなんだと、今さらながら気がつきました。


翻って、自分はどうかと考えてみると、
初めて中国茶を飲んだ時の豊かな香りの感動や、
茶文化の奥深さに触れた時の好奇心が満たされた喜びは
今も同じように持ち続けているのか?
と自問自答せざるを得ません。

そんな気持ちを抱きながら、今年最初にいただいたお茶は、
私の中の定番中の定番『凍頂烏龍茶』
お正月らしく、紅白の蓋碗に、春の訪れを最初に告げてくれる梅の
花のレリーフの茶杯で、昨年の様々な出来事をリセットできたかな?

『初心忘るべからず』という古い諺がありますが、これは
世阿弥の言葉だそうです。
http://textview.jp/post/culture/11843

「まことの花」を目指して、今年は原点復帰について
少し考えてみたいな、と思った新年。

本年もよろしくお願いいたします。

By サ
    00:00  Top

2016.12.31[土] 感謝の気持ち

大日如来坐像:運慶
<大日如来坐像:運慶>


「居なくなって改めて、今まで以上に感謝の気持ちになった」

殿様のような父がしみじみ発した言葉。

老齢のため、膝の手術のため入院した母が年末に帰ってきました。

母が入院すると決まってから、

電子レンジの使い方を覚えたり
お風呂掃除をしたり
コンビニでおにぎりを買ったり

端から見ても、それなりにかいがいしく動いていた父。
「子供じゃないから自分で何でもできる」と本人は言っていても
周りは、ハラハラドキドキ。(笑)

朝、仕事に出て行ったきり、夜まで帰らない私のことも気遣って
くれるようになりました。

「長年ついてきてもらって、感謝している」

おおっ。
父の口から、母に対してそんな言葉がでるなんて。

で、母が帰ってきた途端、またまた殿様モード。
コラコラ。(^_^;


人は誰でも、自分でも気がつかないうちに、誰かに支えられている。

それは、
家族だったり、職場の友人だったり
愛する恋人だったり、気の置けない友人だったり。
時には、見知らぬ誰かだったり。

そんな日々に、そして支えてくれる人たちに、感謝の気持ちを
忘れないでいたい。

2016年も残すところ、あとわずか。
今年もたくさんの人たちに支えていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。

2017年も皆様にとって幸せな1年となりますよう、お祈りいたします。
今年もお世話になり、ありがとうございました。

By. サ
    23:44  Top

2016.12.04[日] 喜びも悲しみも

ユズ


今年も残すところ、あと1ヶ月を切りました。

今年もまた、お客様や受講生さんたちから

結婚が決まったこと、
家族が重い病にかかってしまったこと、
仕事を変わろうと考えていること、
子どもができたこと…。

その他にもたくさんの、嬉しいお知らせ、悲しいお知らせを
聞かせていただきました。

ロ・ヴーがオープンして16年。
たくさんのことがありました。

そしてその傍らには、いつもいつもお客様や受講生さんたちが一緒です。
喜びや悲しみを分かち合い、ともに喜び、ともに悲しむ。
本当に幸せなことだと感謝しています。

また今年も、ユズの季節がやってきました。
毎年同じように届けていただける、とあるお寺さんの完全無農薬のユズ。

今年1年の煩悩を追い払い
新しい年を迎える準備が、また始まろうとしています。
嬉しかったことだけは大切に仕舞っておいて。

By サ
    15:00  Top

2016.11.01[火] お茶とお菓子の錦繍茶会

錦繍茶会01


お菓子とお茶って女の子たちのためにあるようなものだと時々思う。
どちらか一つだけでも、それなりに幸せなんだけど、2つあると
もっと幸せ。

そんな幸せな時間を皆さまと共有したくて、今年も「お茶とお菓子の
マリアージュ」と題して、プチセミナーを開きました。

怒濤のような9月、と前回お伝えしたけど、10月はもっと忙しかった。(笑)
10月から、講座も下期のスタート。
なんやかんやと準備もあって、プチセミナーの準備もして…。
気がついたら、ハロウィンも終わって、10月も終わっていました。(笑)

グミ01


実りの秋、ということで、飾るのはやっぱり実のもの。
グミの一種だそうです。


錦繍茶会02


お菓子は、神谷シェフの特別メニュー。
最近では、ジイヤ先生との息もピッタリ合ってきて、錦繍の名前に
相応しく色とりどりのお菓子たち。
モンブランにザクロのジュレと巨峰のジュレ。
無花果のコンポートにシナモンアイス…。


20161030_sweets05.jpg


食べきれないほどのお菓子とこの日のために用意した、特別なお茶。
秋の花の代表格でもある、菊花の微炭酸のお茶。
石古坪単欉と野生正山小種。

神谷シェフとのコラボはいつもとても人気です。
食べて飲んで楽しむだけでなく、プチセミナーというだけあって、
ちゃんとジイヤ先生のお話の時間もあるんです。

毎回、美味しいお菓子やお料理を作ってくれるシェフ。
その横で、笑顔で支えてくれる奥様。
(ちなみに、奥様はロ・ヴーの元スタッフさんです)
そして、現在のロ・ヴーのスタッフさんに、楽しい時間を一緒に
過ごして下さる参加者の皆さま。

いつもいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

次の機会もまた、ご一緒して下さいね♪

By サ
    22:52  Trackback : 0  Top

2016.10.01[土] 偶然に頼らない

20130718_shinno_02.jpg


怒濤のような9月もようやく終わり。

あれやこれやの来事の一つに『中国茶インストラクター』の試験が
ありました。

資格講座を始めた頃、中国杭州にある『中国国際茶文化研究会』
認定資格となるために、「広く+深すぎず」の内容のカリキュラムと
テキストを作りました。

とは言っても、この資格は、お茶を知る、お茶を語るための、ほんの
入り口でしかありません。
インストラクターと名乗る以上「最低限これくらいは知っておいて
欲しい」。
それを受講生の方々にお伝えするだけで、カリキュラムに設定
されていたコマ数では全然足りません。

茶葉のこと、大地のこと、水のこと、焼き物のこと、器のこと、
花のこと、設えのこと、茶室のこと、書のこと、所作のこと、
お茶を取り巻く歴史のこと、文化のこと、香りや味のこと…。

私自身もそうですが、興味の対象を数えだしたら、キリがありません。
学んでも学んでも、ゴールが見えるどころか、どんどん山の頂上は
遙か遠く、高い空の近くにあるようにさえ思えます。

最初にも言いましたが、決められたコマ数では、全然足りません。

せめて、講座で学習したことはきちんと理解しておいてもらいたい。
試験の解答は、選択式による偶然の正解ではなく、しっかり理解を
した上で答えてもらいたい。
当初は選択式の問題がほとんどでしたが、今は、記述式の問題も
半分くらいに増やしました。

記述式解答は、そりゃあ、楽しいです。
なかなか個性的な漢字を当てて「なるほど!」と感心するものや
「あり得んやろ」という珍解答・迷解答もあります。

採点する方としては選択式の方が楽なんだけれど、鉛筆コロコロはね~。
鉛筆が正解を教えてくれたとしても、本音を言うと「×」にしたい。
偶然に頼っていては、伝えることはできないでしょう?と思って
しまいます。

記述式である以上、合格は偶然ではありません。
合格された皆さん、おめでとうございました♪

これからも楽しく、たくさんのことを吸収して下さいね。

By サ
    00:01  Top

2016.08.29[月] 秋茄子は嫁に食わすな

茄子


朝、晩に秋を感じる頃、丁度、この残暑の暑さと気温差がこの茄子の美味しさを
もたらしてくれます。実が締まってくるのです。

この言い回し、茄子があまりにも美味しいので嫁なんかに食べさせるものではない。
と嫁いびりの意味があるとの説があります。

それとは別にもう一つの意味があります。
茄子ほど、晩夏の火照った身体の熱をとってくれるものはない。
この解熱作用の強さが、逆に身体を冷やしてしまうことになってしまう。
これが心配なので、嫁の身体を気使う言葉の意味。

さて、皆さんはどちらが正解と思われるでしょうか。

美味しい茄子は夏の疲れた身体の熱を取ってくれます。
そして実が締まってとても美味しいので沢山食べてしまいがちですね。
こうなると、人によっては身体が冷えてしまうという悪影響が出てしまいます。

そして、こんな時に活躍するのが、生姜です。

焼茄子で冷えきってしまわないように、生姜で身体を温めるのです。
焼茄子に生姜、これは定番ですね。
正に、先人たちの知恵がここにあります。

生姜は「薬味」です。
食べ物で身体の中まで冷やしてしまうと、胃腸の働きが悪くなり、
お腹の不調をまねく場合があります。
この冷えを防ぐために温める作用のある食材を一緒に摂るのです。

焼茄子に薬味の生姜のマッチングです。

身体がその食材を摂ることによって、一方的な方向に傾かないように、
大活躍してくれているのがこの「薬味」です。

薬の味と書くので何となく、薬と関係はありそうと気付きますね。
元々は中国の医学用語です。
食べる人のそれぞれが、自分のその時の体調に合わせて量を加減することができる。
れっきとした、薬草なのです。

そして、身体に優しい、薬膳なのです。
病気にならないための生活の知恵、先人たちの知恵には学ぶことがいっぱいです。
ジイヤと一緒に、薬膳について考えてみませんか。

By J


※10月スタート薬膳茶講座、新規募集始めました!
    00:00  Top
プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
リンクバナー
那覇の旅行情報
<那覇の旅行情報>
ブロとも申請フォーム
月別アーカイブ
Pagetop