SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2012.07.08[日] 恩施玉露

中国茶の中では、極めて数少ない「蒸青緑茶(蒸し製法の緑茶)」と言われる
『恩施玉露』。 7月の月替わりのお茶は、このお茶に決めました。

恩施玉露



ここ最近読んでいる本のせいで、久しぶりに言葉の森の中を彷徨っています。


 分け入つても 分け入つても 青い山
                    <種田山頭火>


先日、とある方がお好きだと言っていた山頭火の句。
分け入っても、分け入っても…、まさに今の私の心境そのもの。

本の件は、また別の機会にご紹介するとして、とりあえず初心に帰って
少し頭の中を整理してみようということで選んだお茶です。


お茶を勉強している人はご存じだと思いますが、1835年に山本山の六代
嘉兵衛徳翁が宇治郷小倉の木下家において玉露茶を発明します。
つまり、というか多分「玉露」という名は日本で生まれたと考えられます。

しかし、恩施玉露は中国湖北省の緑茶。しかも蒸青緑茶。
このお茶が作られ始めたのは、清代後期とのこと。時代から考えると
すでに蒸青緑茶は殆ど姿を消し、炒青緑茶(釜で炒る製法)が主流のはず。

以前、講座の際にこのお茶を飲んだ誰かが「へぇ~、玉露も中国から
来たんですか!」と驚いていたことがあるけど、「いやいや、日本の玉露は
山本山さんが発明したお茶だから」と。

但し玉露誕生の前に、1738年に永谷宗円が「青製煎茶」と呼ばれる
現在に通じる美しい緑色の緑茶の製法を発明し、そのお茶を山本山が
販売したことに深い関係にあると考えるのが自然です。


では、中国の恩施玉露は、中国の伝統的な蒸し製法を今に伝えるお茶
なのか、それとも…?

いったい私の青い山はどこまで続くのやら。(苦笑)
7月の青い山、山頭火の気分を味わってみたい方、ぜひどうぞ♪

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中国茶の中では、極めて数少ない「蒸青緑茶(蒸し製法の緑茶)」と言われる『恩施玉露』。 7月の月替わりのお茶は、このお茶に決めました。ここ最近読んでいる本のせいで、久しぶり 2012.07.08 22:40
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