SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2012.01.13[金] かえり道

連休明けの平日の静かな午後にいらっしゃった一人のお客様。
今の時期にはちょっと珍しく、でも迷わずに緑茶を注文されました。

龍井のことを「リュウセイ」と言われたので、もしかしたら中国茶に
お詳しいのかな、と思いつつもそのまま時間は流れ…。

お帰りになる少し前、お客様から中国茶について質問があり、お話する
機会がありました。

「実はボク、以前この近くに住んでいたんです」とお客様。
「そうですか!では今はどちらか遠くにお住まいなんですか?」と私。

「はい、今は山梨に。」

「ヤマナシ!? じゃあ、毎日、富士山が見られていいですね!」
と言うと「毎日見たら飽きますよ(笑)」ですって。
「富士山は、毎日見ても飽きませんよ!」キッパリと私。(笑)

お話によると学生時代に名古屋にいらしたそうで、その時も中国茶に
興味はあったのだけど「当時はお金もなかったので、本当に2、3回
くらいしかロ・ヴーさんには来られなくて」とのことでした。

今年はお正月の間もずっと仕事を頑張ったので、少し遅めの冬休みなのだと。

「では、ご実家が名古屋なんですか?」とお聞きしたところ
「いいえ、実家は山口です」と。

思わず
「え”~!(「え」に濁点) ヤマグチってあの、英雄とかがたくさん
出ている山口県のヤマグチですか?」だって。
何だか変な日本語ですよねぇ。
あまりにも想定外のお返事だったので、自分で言いながら変チクリンな
日本語になってしまいました。(笑)

「あ、ご存じなんですか?有り難うございます!」って、
いやいや私の言いたかったことはそういうことじゃなくて。

「山梨から山口までは新幹線で往復されるんですか?」
お聞きしたかったのは、その帰省方法についてでした。

「いえ、行きは東京から飛行機で、帰りは新幹線で。名古屋で途中
下車して、ちょっと寄り道です」と。
「これから新幹線で東京まで行って、新宿から山梨までは1時間30分です。
近いですよ。」と、何と嬉しいお言葉。(涙)


日本地図をバーンと広げて、山口と名古屋と東京と山梨の位置関係を
確認してみる。
もちろん、名古屋で他にもいろいろ用事があったと思うけど、それでも
広島、岡山、兵庫、大阪…、山口から名古屋まで、いくつの府県を
渡って来てくれたんだろう。

この日、そのまま山梨まで帰るとおっしゃっていた。

「今日は遠方からありがとうございました」と言ったら
「でも名古屋は帰り道の途中ですから」と答えて下さった。
そして「また寄らせてもらいます」と。

日常の中の、ささやかな幸せ。

こんな小さな幸せもいっぱい積み重ねることができれば、富士山のように
高く、空高く、天に届くくらいの幸せになるかもしれない。

寒い冬の日に、とても温かなものを心の中に残していってもらえたような
そんなひとときでした。

ありがとうございました。
感謝の気持ちを込めて。

関連記事
Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
Trackback
http://lovu08scenery.blog98.fc2.com/tb.php/551-a6bcc58b
プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
リンクバナー
那覇の旅行情報
<那覇の旅行情報>
ブロとも申請フォーム
月別アーカイブ
Pagetop