SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2011.07.01[金] Open Your Eyes

機内の窓から見えるダッカの空港は、思ったよりずっと小さく、
そして暗かった。

カトマンズのトリブバン国際空港も、きっとこんな感じなのだろうか。
当初は、ベトナムのハノイかインドのデリークラスの空港なのでは
ないかと思ったが、どうやら下方修正が必要なようだ。

一説には、周囲を山に囲まれたカトマンズのトリブバン国際空港は、
滑走路が短く、世界で最も離発着の難しい空港の一つだということで
パイロット泣かせなのだそうだ。
だから、という訳ではないが、今回キャセイを選んだのは、フライト
スケジュールが良かったのはもちろんだが、香港を拠点とし、その昔
あの啓徳空港を縦横無尽、自由自在に世界へと飛んでいたキャセイなら
安心という、ごく個人的な馬鹿馬鹿しい理由もあったのだ。

出発前、私が「ネパールについて何か本でも読もうかと思う」と
Lochan(ロチャン)さんに伝えたら、彼からこんな返事が来た。

『If you want to come to Nepal please do not study so much.
Please come with open mind. Just keep a totally OPEN mind.
That is more important than books and articles written by others.
Let your experience in Nepal be the only one that matters and not
what others have written. Just keep your mind and eyes open.』

他の人のブログの記事や本などを読み過ぎて、ネパールに対するある種の
固定観念を持って欲しくないという印象だった。

私が知りたいのは、ネパールの歴史や文化のことで、街が綺麗とか汚い
とか、食事がどうだったとか、そういう種類のことではないから、問題は
ないと思うと返事をしておいたのだが、結局、時間が全然足りなくて、
本や他の人のブログなどを読む時間はほとんど皆無に近かった。(笑)

「夜じゃあ旋回しながら着陸するのは見られないな。」
そんな事をぼんやり考えているうちに、飛行機は暗闇に浮かぶ夜の
カトマンズのトリブバン国際空港へ着陸した。


トリブバン国際空港01


飛行機からはバスにのってターミナルへと移動するが、乗車時間は
わずか1分ほどだった。
これなら全員がバスに乗り込むのを待つより、徒歩で移動する方が
はるかに早い。
他の乗客たちも同じことを思ったようで、バスが停車した瞬間、どこ
からともなくクスクスと笑う声があちこちから聞こえてきた。

そう、歩いた方が早いことは確実なのだが、それぞれのお国事情と
いうものがある。
それは追々気が付くことになるのだが、その時の一番の関心事は
入国用のビザだ。
今回は時間の関係で、ビザなしで来てしまったので『Without Visa』の
サインを見つけ急いで列に並んだ。
やっかいなタイプの人の後に並んでしまうと、やたら時間がかかる。
ただでさえ到着時間が遅いのに、これ以上遅くなるのはゴメンだ。

あっちに行け、そっちに行けと指で指図され(少しはちゃんと説明を
したらどうなのだと思いつつも)、無事入国。

シーズンオフだし、日本人は極端に少ないだろうから、ガイド役の
ナラヤンさんがすぐに私たちの事を見つけてくれるだろう。それに
ネームステッカーを持っているガイドはそんなに大勢いないだろう
から、こちらからも簡単に見つけられるだろう、そんな甘い考えは
すぐに間違いだったと気づかされた。

おびただしい数の客引きと思われる怪しい人々、迎えの人、タクシー
の運転手、そして、薄暗い到着ロビー。

明るい日本の夜に慣れている私の目には、かなり怪しく危険な空間に
感じられた。
どこに迎えが来ているのか、まったく解らない。
「仕方がない、電話してみようか」と思っていた矢先、迷彩色の服を
着た厳つい男性に声をかけられた。

「あっちへ渡りたいのか?」

「ノー」と答えたものの、よほど私が怪訝そうな顔つきをしたのか、
「Don't worry, I'm a Police.(心配するな、俺は警察だ)」と
私を安心させるかのように彼が言った。

落ち着いて周囲を見渡すと、彼の言うことが本当ならば、かなりの
数の警察もいるということになる。
乗客の数よりも、客引きを含む出迎えの人々と警察を足した数の方が
多いのではないか、そんな印象すら持つくらいだ。

しばらくして、ようやくガイドのナラヤンさんが私たちのことを
見つけてくれた。
運転手とガイド、あと他にも何人かの男性。

「早くホテルに行ってシャワーが浴びたい」ほっとしたのもつかの間
この後、ネパール最初の洗礼を受けることになる。

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