SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2008.03.21[金] 衝動買いの101曲

中学の音楽鑑賞の授業で、粋なことをした女性教諭がいた。
「ここに、曲が同じで、指揮者が異なるレコードが3枚あります。最初の部分を全員に聞いてもらって、みんなが一番好きだと思う指揮者の曲をフルコーラスで聴いてもらおうと思います。」

その曲は、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調作品67、俗に言う「運命」だ。
3人の指揮者のうち、残念ながら一人の名前は忘れてしまった。残りの二人は、カール・ベーム、そしてもう一人は、ヘルベルト・フォン・カラヤン。

演奏者や楽器や違えば、曲そのものも当然別物となる。しかし、指揮者はタクトを振るだけ。
中学生の頭で考える程度のことと言えば「誰がタクトを振っても大した差はないだろう。」というものだった。
ところが、指揮者の違いが、同じ曲を全くの別物に変えてしまうのだ。
多分、教室にいた生徒の大部分が強い衝撃を受けたと思う。
例えば、カール・ベームの場合、最初は『ジャジャジャジャーン』と言う感じで重厚な始まり。
もう一人は、『チャチャチャチャーン』。
そして、カラヤンは『タタタターン』という響き。
こういった嗜好のものは好みがあると思うので、どの曲が一番よいとは言い難いが、ベートーヴェンが「運命はこのように扉を叩く」と言ったというのであれば、私はカラヤンの指揮が一番好きだと思った。

最近、忙しい日々を過ごしていたが、「忙しい時に限って」現実逃避からか、普段はやらないことに手を出したくなる。
先日、ブラブラと名古屋駅を歩いていた時、思わず衝動買いした「カラヤン・ベスト101」。
カラヤンの指揮した101曲がオムニバスになって収録されているというもので、3000円とかなりのお手頃価格。3分で即決。

さすがにオムニバスだと、様々な曲の有名なフレーズが次から次ぎへと流れるので、ゆっくり鑑賞するというよりも、少々耳が忙しい。
それでも有名どころの曲ばかり、何と言ってもカラヤンの指揮で聴けるので、私のようなクラシック初級者にもおすすめ。

今日は、ようやく仕事も山場を越えて一段落。
今年は、カラヤン生誕100年ということで、ウィーンやベルリンの街では、きっと様々なイベントがあるのではないか?
「ウィーンに行きたいな。」などと思いつつ、オーストリアと言えば、マリー・アントワネットの故郷。
ちょうど今、東京にルーヴル美術館展が来ている。
ああ、これも行きたいのだった。
ちょっと余裕が出てくると、思考は途端に遊びモードへ。
さすがに101曲からあると、簡単には聴き終わらない。

曲を聴きながらちょっと思ったこと。
料理の場合は料理人の腕によって、上手な人が作れば、同じ素材でもものすごく美味になったり、逆に初心者のような人間(私です)が作れば、とんでもないものができあがったりする。
また、こうやって書いている文章だって、同じ題材を使っても書く人によって、まったく違う印象を受けたりする。
だから、ct-aiの試験の小論文も、ぞれぞれ書く人の個性があった方がよいのだ。
ではお茶は?
やはり、同じお茶でも、入れる人によって味が変わってしまう。
味に敏感なお客さまにお茶を入れる時は、実は結構緊張する。
その時の周波数が、お客さまと上手く合わなければいけない。

カラヤンのタクトの如く、どんなお茶でも美味しく入る器があれば良いのに。
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