SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2011.05.10[火] さつき茶会-茶席の色

お茶席を作る際、茶会のテーマとは別に、茶席のイメージが
まとまるようテーマを決めています。


   春題湖上

    湖上春来依画図
    乱峰囲繞水平鋪
    松排山面千重翠
    月点波心一顆珠
    碧毯線頭抽早稲
    青羅裙帯展新蒲
    未能抛得杭州去
    一半勾留是此湖

    <七言律詩 唐:白居易(白楽天)>


この中の『碧毯線頭抽早稲(深緑色の絨毯の糸の先かと見えるのは、
早稲が穂を出したところ)』のくだりから、和室の茶席を<碧>
『青羅裙帯展新蒲(青いうすぎぬのスカートや帯かと見えるのは、
蒲の穂がのびたところ)』のくだりから<青>としました。

とは言うものの、今回は東日本大震災の復興チャリティー茶会と
いうこともあり、杭州の西湖と東北にちなんだ内容にできればと。

数年前、春の杭州を訪れた時に西湖のほとりで風に揺れていた柳。
そして、私の知っている数少ない東北を詠った歌
『やわらかに 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに』。

石川啄木の短歌から、お茶菓子を作っていただける川村屋さんに
リクエストしたのが『瑞々しい柳のような焼き物のお菓子』と
西湖の象徴でもある花『清らかで汚れのないハスを思わせる生菓子』。

蓮(ハス)は、どんなに汚れた水の中でも、汚れのない美しい花を
咲かせることから仏様の智慧と慈悲の心の象徴ともされる花。


最初の試作品を見せて頂いた際、ちょっとイメージが違ったので
細かく具体的に希望をお伝えして、再度の試作。

裏千家さんと表千家さんのお菓子も一緒に見ることができた
のだけど、試作のお菓子に細かい要望を出したのは、うちだけ
だったみたい。

でも、被災された皆さんや犠牲になられた方々へ思いを込めた
かったので、あまり妥協はしたくなかった。


そして、出来上がってきたお菓子がこちら。

青柳(okayan.さん)
Photo by okayan.さん

『青柳』と名付けられた<碧>の茶席の浮島。



こちらは<青>の茶席のお菓子で『荷葉の露』という美しい名前。

荷葉の露(okayan.さん)
Photo by okayan.さん

後のピンクの花は『アスチルベ』。
まるで誂えたかのように見えるのは、やはりカメラマンの腕のおかげ。

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