SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2008.01.09[水] 一輪ほどの春

紅梅1 紅梅2

「梅一輪 いちりんほどの 暖かさ」 服部嵐雪の有名な俳句。梅の花が一輪咲くごとに、まだ肌寒い季節の中にも、ささやかな春の喜びを感じさせてくれる。
今日、ロ・ヴーに一足早い春がやって来た。

年の瀬も迫る2007年12月29日の夕方、とあるお客さまが「お正月の準備に間に合うと良いなと思って。」と、わざわざ自宅の庭から切り出した一抱えもある紅梅を店に届けて下さった。
「まだまだ蕾が堅いから、咲くと良いけど…。どうかな。」といつもの優しい笑顔。
年末ということもあって、ゆっくりと御礼をするという暇もなく、その方は梅の枝だけを置いて早々に帰られてしまった。
実際、30日から店は休みで年始の仕事始めは4日だ。この堅い蕾は、まったく人気もなく寒い店の中でどうなるのだろうか。一抹の不安はあったものの、店の入り口に生けてみる。どうぞ蕾が枯れていませんように。半分祈るような気持ちで店を後にした。

年が明け 1月4日。梅の蕾は、枯れることはないものの堅い蕾のまま。Tさんのためにも咲いて欲しいなぁ…と思いつつ、夕方には、ほんの少し蕾が膨らみかけていることに気がつく。
もしかして、もしかしたら…。

そして 1月8日、ついに一輪の梅の花が開いた。
奇しくも20年前、「平成」という時代が幕開けをした日と同じ日付けである。

親木から切り取られた梅の枝は、最初は本当に堅い蕾だった。「もしかしたら、咲く前に暖房と乾燥のせいで全部落ちてしまうのではないか。」そんな我々の心配をよそに、健気にも一輪、また一輪とその美しい花を咲かせてくれている。小さいながらも、そこには確かに生命の営みがあるのだ。
年始早々、気分が沈むニュースが続く中、まるでそれは小さな希望の光のようにも見える。

これから後、どれくらいの数の蕾が美しい花を咲かせてくれるのだろうか。今週末には、かなりの数の花が期待できるのではないかと、思わずにはいられない。
願わくば、せめて今月末まではその美しい姿をとどめていて欲しい。
一人でも多くの方に小さな春の訪れを感じていただきたいから。
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Comment
2008.01.09 Wed 08:31  のゆき #3v9IlUEY
今年は言われるほど暖冬でないのか、我が家の梅はまだまだです。
でも、お正月に玄関に飾ったろう梅はひとつ咲きました。

梅一つ、ほんとに嬉しいですね。

と、初めてのかきこみでした。
梅の花  [URL] [Edit]
>のゆきさん

実は、本当にたくさんの梅の枝を頂いたので、自宅にもちゃっかり春のお裾分けを頂きました。
自宅の梅は、今朝一輪だけ咲いていました。

もしかして、耳を澄ませば小さな春の足音が、聞こえているのかもしれませんね。
Re:梅の花  [URL] [Edit]







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