SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2009.11.20[金] 再び、ダラットへ

早朝、ダラットへ。
前回はプロペラ機だったけど、今回は、ジェット。
機材が大きくなっていたにも関わらず満席。

ダラットは、ハノイ便とホーチミン・シティ便2本の1日6便。
ダラットの空港では、旅客は飛行機から空港ターミナルまで
徒歩で移動します。
観光客は誰も嬉しいみたいで、はしゃいで写真撮影。

ダラットの空港01


歩きながら誰かがふともらした言葉。
「空港って歩いてもいいんですね~。感動。」
そう、我々のような都会っ子は、飛行機は、ブリッジで搭乗するか
バスで移動するのが当然と思っているのですが、ここダラットでは
キャプテンでさえ、徒歩移動。
(キャプテンが走っていくところを目撃しちゃった)
これって、ちょっとした感動ものです。

ダラットの空港02

空港正面にあるパーキングスペース。
駅のローターリー近くにあるパーキングみたいにちっちゃい。


ふと思ったのだけど、日本航空撤退で揺れている地方の空港も
ダラットなみにシンプルにすれば、かなり経費が削減できる
のではないだろうか‥。
例えば、信州松本空港
案内図を見るとトイレが各階に2カ所ずつもある。ダラットなんて、
1階に1カ所、2階に1カ所しかないもの。
しかも個室はそれぞれ2つだけ。
(さらに2階の女性用の1つは故障中だった (^^;)
チェックインカウンターも2カ所で、余計な看板などは一切なし。
搭乗待合室でさえ、電光掲示板の類は皆無。
余計な案内放送も一切なし。
もちろん、お客さまも自分のことは自分でする。
これって社会主義国だからできることなのかしら。

贅肉をそ削ぎ落としていけば、みんながハッピーになる方法が
見つかるような気がするのですけどねぇ。

と、話が横道に逸れてしまいました。



烏龍茶園01

ダラットは、みごとな快晴。
まるで絵に描いたような青い空。
まずはジリンにある茶畑の訪問です。



烏龍茶園02

中国のようなカラフルな色彩の衣装ではなく、全員がこざっぱりと
した制服を着ているため、全体として統一感があります。
茶摘みは籠一杯摘んで1回当たり約6kgを約1時間で、だそうです。



日光萎凋

日光萎凋の様子。
覆いをして昼間の強い直射日光を遮ります。
近づくとほんのりと良い香りが感じられます。



室内萎凋01

この後、室内萎凋。
籠(ザル)の上にまんべんなく、手早く茶葉を広げていきます。
この「まんべんなく」という作業が以外に難しいのですよねぇ。
お料理の塩振りと同じ、手首の使い方が肝心!?


殺青01

そして揉捻と殺青を繰り返します。工場内の力作業は、すべて
男性のテリトリー。

茶葉品質の選別などの繊細で細かい作業は、女性の仕事。
ここでは、完全に男性と女性の適性に合わせた作業内容が割り当て
られています。
きちんと理にかなった役割分担が与えられているのです。


T会長の烏龍茶のすごいところは「完全無農薬栽培」であると
いうところ。
お茶の世界において、完全無農薬というのは限りなくゼロに近く
少ないのです。
それは農薬を使用しなければ、茶葉が害虫にやられてダメに
なってしまうからです。

最近では「有機農法」という方法で生産する農家さんも増えて
きているようですが、T会長のお茶は、土壌改良から自らの手で
行い、あくまでも「完全無農薬」に拘ったお茶。
この土は、日本で検査をうけた際、検査員が驚くほどの
すぐれた数値を示したそうです。

土壌改良は、ある植物の実を使い、酵母(麹菌?)で発酵をさせます。
この発酵所も会長の工場内にあり、見学をさせて頂きました。
発酵所に近づくと、酸っぱいような、ツンと鼻を刺激する
独特の発酵臭が漂います。
下見の時は、中まで入らせていただけたのですが、さすがに
大人数だったので、今回は入り口まで。
外部の人間が入ると、外からの雑菌によって発酵菌がダメに
なってしまう恐れがあるため。
発酵を促す酵母は雑菌に弱いため、作業所に入る場合は、
病院にあるような上着と帽子を身につけなければなりません。
十分に発酵させた後、この発酵物を薄めて畑にまくのです。


これらの努力が認められたのか、2006年の第14回APEC首脳会議
(ハノイ、ベトナム、11月18~19日)の際のお茶として正式に
採用されたとのこと。

ハス茶やベトナム緑茶や紅茶ではなく、同じ日本人である「会長の
烏龍茶」が世界レベルだと認められた気がして、とても嬉しい
気持ちになりました。
会長の10年に及ぶ努力がようやく実った瞬間なのかもしれません。


さて、名残惜しくはあるけれど、そろそろ茶園を後にして、
ホテルへと向かわなければ。

そう、今夜のホテルは、夢に見た「ソフィテル・ダラット・パレス」。

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Comment
はじめまして、鈴木と申します
日本の若者や中小企業が世界で活躍するサポートをしています


ニントアン省のニームを産業化するプロジェクトに参加しています
ニントアン省はニームの植林によって、緑化に成功しました

ところが、せっかくの収穫を商品化できていません

ニームは嫌虫性があるために、世界では生物農薬として使われ
始めています

ただ、ニームを輸出してもそれほど付加価値がとれるわけでは
ないので、ベトナムの特産品でありながら、知名度が低く、
低価格で取引をされているコーヒーやこしょうを

生物農薬、有機農法で安全安心をブランド化することで
ニームを間接的に輸出するのが良いのではないかと考えています


ダラットでは、数多くの日本人農業技術者が有機農法に取り組まれて
いますので、その事例をお伺いし、政府関係者に伝えてゆければと
考えております

11、12日とダラットに行きます
その際に、お伺いさせていただけましたら幸いです


お忙しいところとは存じますが、ご検討いただけましたら幸いです


よろしくお願いいたします
こちらの農場にお伺いしてみたいです  [URL] [Edit]
>鈴木さま

コメント、ありがとうございます。

> 日本の若者や中小企業が世界で活躍するサポートをしています

素晴らしいことをしていらっしゃるのですね。

> ニントアン省のニームを産業化するプロジェクトに参加しています
> ニントアン省はニームの植林によって、緑化に成功しました

ニームはインド原産と思っていましたが、ベトナムの特産品でも
あるのですね。
でもそう言われれば、確かにそうかもしれません。

お問い合わせの件ですが、いろいろ確認をさせていただく必要が
あるかと思いますので、直接メールをいただけますか?

ブログ内のメールフォームからでも結構ですし、お店(ロ・ヴー)
のサイト(http://www.raku-kobo.com)のアドレスにお送り頂いても
結構です。
どうぞよろしくお願い致します。
Re: こちらの農場にお伺いしてみたいです  [URL] [Edit]







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