SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2009.07.12[日] 最後の王朝、フエ(2)

昼食の後、ドンバ市場へ。

ドンバ市場01

南北に細長いベトナムは、南部は雨期にも関わらず、中部のここ
フエは乾期だ。暑さもそろそろピークになってきている。
気温は多分36℃くらいだろうか。日射しがかなり暑い。
そのせいか、市場では昼寝をしている人がかなり大勢いた。
こちらとしては、この暑い中よく平気で寝ていられるものだと
思うのだが、まあ多分、我々の感じる体感温度とは違うのだろう。


ドンバ市場02

日本ではあまり見かけることのない、ランブータンやマンゴスチン、
ジャックフルーツなどの珍しい果物が山のように摘まれている。
どうせなら、昼食前に来たかった。
さすがにお腹がいっぱいだったので、つまみ食いもできず。

そして観光のメインとも言うべき、王宮。

フラッグタワー

街のランドマークにもなっているフラッグタワー。
旗の下には三段の台があり、上から「天・地・人」を表しているという。
他にも同様の造りの建物がたくさん目についた。


王宮

阮朝時代は中国からの影響が非常に強く、科挙試験の制度も
あった。
この絵は、科挙試験の合格発表の様子が描かれている。
後ろに立っている人々は、合格者それぞれの出身地域から見物に
来ている人たちで、王宮にほど近いところの数人が試験の合格者。
合格者の出た地域(郡か村か?単位は不明)は、その年から
3年間、納税の義務が免除されたという。
まさにその地域の人々にとってはスーパースター、神様のような
存在である。

この絵もすべて世界遺産になるのだそうだが、気になるのは
絵の右下および周辺にあいている穴。
ベトナム戦争中、アメリカ兵たちの銃撃によるものだということだ。
一号線沿いの街、ここフエもまたベトナム戦争の激戦地の
一つだったのだ。

暑さとベトナム戦争への思いが相まって、何となく全員が無口になり
広い王宮をひたすら歩き続ける。

ここでちょっとした事件がおきた。

冷たい水が飲みたいと思い、露店のおばちゃんに冷蔵庫の中の
水を指し「ハウマッチ?」と訪ねたら、わけのわからない返事。
ガイドのLanさんも知らんぷりをしている。
「Lanさん、お店の人、いくらって言っているのか解らないんだけど」と
聞いたら、慌ててお店の人と話をし始めた。
そして、何やらえらく納得をした表情で説明してくれたのは
「お店の人は、sayさんのことをタイ人と勘違いしたようです。
それでタイ語で教えてくれたので、私にもお店の人が何を言って
いたのかわからなかったのです。」ということだった。
何でも、最近ではタイからの観光客も随分増えているとのこと。

それにしても、 タイ人かぁ‥。
ベトナムの人にとって、タイ人とラオス人、カンボジア人と
日本人の見分けはどこにあるのだろう?
この場合、ラオス人でなかったことを喜ぶべきか。
いやしかし、この面子を見ればどう考えてもタイ人ではないでしょうが。
ここで大笑いできるほど、まだ親しくなっていない兄さまたちは
笑うに笑えず。
でもみんな肩が笑っていた。(涙)



王宮を後に、ティエンムー寺へ。

ティエンムー寺

ここにはベトナム戦争中、政府に抗議をするため焼身自殺をした
住職が、サイゴンまで乗っていった車、オースチンが展示されている。
寺の中で、熱心に修行をしている幼い子どもたちが印象的だった。



いよいよフエの観光もクライマックス。
船に乗ってホテルへと向かう。

フォーン川

「すぐ近くに見える山の向こう側は、隣の国ラオスです」
ガイドのLanさんが言う。

フォーン川を眺めながら、今日一日の出来事を思い返していた。
豊かな水を湛えた川には人々が集い、文明が生まれる。
北に中国、西にはラオスとカンボジア。
四方を海に守られた日本とは、明らかに異なる歴史があるの
だろうと思った。

たくましく生きているこの国の人たちと、どんな出会いが
待っているのだろう。
フランス人の創ったベトナム、ダラット。
中国色の強いフエとは、きっと別の顔を見せてくれるだろう。

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