SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2009.03.28[土] 綺麗さび

茶室01

とある茶室からの風景。
障子窓を開けると春の空気が煌めいて見える。
茶室の中は、静かで荘厳な空間。

千利休、古田織部とともに、三大茶人の一人と言われる
小堀遠州の美意識を表現して使われる言葉、それが
「綺麗さび」。

日本のレオナルド・ダ・ヴィンチとも謳われる、芸術家に
して建築・造園家。

千利休が確立した侘び茶の世界は、一切のあらゆるものが
極限までそぎ落とされている。
それは精神性と自己との対峙という哲学をお茶に求めた
究極の世界かもしれない。
古田織部は、独創的でいびつな形のゆがみ茶碗や鮮やかな
緑が特徴の織部焼きに代表されるように、既成概念に
とらわれない自由な発想の人。

時代背景の違いがあるものの、器一つ、道具一つにしても
三人三様、それぞれの好みがあるようだ。
遠州好みの一つに「ひょうたん型」があることを最近知った。
水に浮かぶ瓢箪は、押せば沈み、放せばまた浮かぶという
飄々とした自然体が「執着する心のない自由な境地」なのだ
そうだ。


瓢箪01

   以前、お花屋さんで一目見て気に入り購入した瓢箪。
   自らの力で立つことのできる瓢箪が欲しかったので、
   花屋のオーナーと二人で、ずらりと瓢箪を並べ安定感の
   よい3つを選んだ。
   朝顔の茶会ではないが、利休ならばツバキの花は
   きっと1輪なのだろうなぁ‥などと思ったり。


私なんぞは、瓢箪を見たとき「自由な境地」どころかこの中に
お酒でも入れたらどんな味に変化するのだろうとか、花を
生けるとすればどんな風にできるのだろうなどということを
真っ先に想像してみた。
同じ瓢箪を見ても小堀遠州とは随分違うものだと、我ながら
笑える。(笑)

さてこの三人の茶人、現代ならばどんな茶会を開いてくれる
のだろうか。
三人三様の茶会のしつらい、ぜひ見てみたいものだ。

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