SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2009.01.16[金] 奇跡の1個

とあるご縁があって、先日、常滑の陶芸家、山田想さんに
お会いして来ました。
ボスと一緒に常滑で開催されている想さんの個展に
出かけたのですが、平日にも関わらず、想さん自らが
作品や常滑焼きについてなど、いろいろなお話をして
下さいました。

愛知県界隈には、有名な焼き物があります。
代表的なものだけでも、瀬戸、常滑、美濃、万古‥。
その中の常滑焼を代表する、人間国宝:三代目山田常山
の孫に当たる人、それが想さんです。

彼は、私が思っていたよりもずっと若くて、風に揺れる
たおやかな柳のような、繊細なイメージの方でした。

そんな想さんが、とても興味深いことをおっしゃいました。
「陶芸教室にいらっしゃる人で、時々『奇跡の1個』を
作られる方があります。初めてにも関わらず、まったくの
偶然で信じられないような素晴らしい作品ができること
がある。でも奇跡は続きません。例えば、書道や絵画などと
違って、陶芸にはこどもの『天才ちびっ子○○家』というのは
ありません。陶芸作品にはその陶芸家の歩んできた歴史が
そのまま現れるのです。」

彼のその作品からは、ゆったりと静かな口調から感じられる
「静」の部分と、代々受け継がれている伝統を、自分が
守っていくのだという意志を感じさせる「強さ」の両方を
併せ持っている印象でした。
まさに、想さんの人柄がそのまま出ているといってもよい
のかもしれません。

ご本人によると、まだまだ挑戦したいことがたくさんあるようで、
今後の作品にも新しい試みがどんどん取り入れられそうです。
まだまだお若いだけに、作風の変化なども楽しみ。

ボスと意見が一致して求めたものは、後手の急須。
煎茶の世界では、後手の急須のことを「茶銚」よびます。
横手の急須が多い中、流派にもよりますが、玉露などを淹れる時に
用いるため後手の茶銚があるのだそうです。

専用の木箱を誂えて頂けるということで、この茶銚がロ・ヴーに
届くのは、2月になってから。
常滑焼の茶銚で淹れる中国茶は、どんな味わいをみせて
くれるのか、今からとても楽しみなのです。

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