SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2008.07.24[木] 夏祭り

朝の栄、茹だるような暑さの中、足下からふと視線を上げると
どこかで見たことのある涼しげな笑顔。
「あっ、小川先生」。

最近、行動パターンの時間的流れが一緒なのか、教室でお会い
する前に、ご一緒できることが多い。
大勢の門下生をかかえるお家元、本来であれば、門下生でもない
私などは、畳の末席にも座らせてもらえないような偉い先生である。
たとえ偶然でも、同じ空気の中にいられるようになったということは
畳1枚分くらい「近う寄れ」という身分になれたようで、実は心密か
に喜んでいる。

小川先生は、まさに「先憂後楽」の言葉に相応しい、もっとも敬愛
する先生の一人なのだ。

ところで、7月も終わりにさしかかり、夏祭り真っ盛りである。
京都でも祇園祭が終わったばかり、と言うのは京都と本来の祭り
のことを知らない私の勉強不足であることを知った。

私たちが普段テレビなどで見る祭りは、ほとんどがもっとも華やか
な行列の部分だけであることが多い。
しかし本来のお祭りというものは、神様をお祀りするものである故、
1ヶ月ほどの期間をかけて、神事などの行事が行われるそうだ。
その行事の中の一つに「献茶祭」というのがある。
春は葵祭の下鴨神社、夏は祇園祭の八坂神社、秋は時代祭の
平安神宮、とそれぞれの祭りの最後を締めくくる儀式の一つなの
だそうだ。
先生の言葉をお借りするならば「現在の平安神宮は、私と同い年
なので『献茶させてもらいまっせ』と多少は気軽にできるのだが、
他はそういうわけにもいかん」のだそうで、暑い夏の盛りの献茶式
はなかなか大変なようだ。

葵祭りは宮様の祭り、祇園祭りは町衆の祭りで、祇園祭のご祭神
は牛頭天王だということを教えて頂いた。
牛頭とは茶を初めて口にしたという伝説を持つ「神農」をさしている。
神農は、医薬、農耕などの祖としても広く知られており、「蘇民将来」
の言葉もあるように、まさに大衆のために祀られている神様だ。

「神農さんに献茶するというのは、茶を捧げるという儀式に
相応しい神様だ」そうおっしゃる先生は、まさに茶人のオーラに
包まれている。

さて、7月26日に予定されている愛知県の津島神社の夏祭り。
ここもご祭神は「牛頭天王」だ。
たくさんの祭りがあるが、単純に祭りを楽しむのはもちろんだが、
ご祭神は誰なのかをちょっと調べてから出かけると、また違った
目線で祭りを楽しむことができるかもしれない。

今週末は、覚王山も夏祭り。
お祀りしている神様は…??
ロ・ヴーは、通常営業(週末 13:00-19:00)なのであります。
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