2015.12.21[月] おもてなし

『ふるまいの茶事』という、ロ・ヴーの中では、他のクラスとはちょっと
毛色の異なる講座があります。
お茶の文化や歴史、健康との関係やお茶にまつわる背景などを学ぶ
クラスが多い中、このクラスでは、美しくお茶を淹れる作法や美味しくお茶を
淹れるためのおもてなしの心を考えます。
そんなレッスンを積んできた皆さんが、今回は、どのようにお茶を淹れるか、
お菓子はどうするか、どんな茶器や道具を使ってお茶を淹れるか、そして
何をお話するかをそれぞれが考え、お客様をおもてなししました。
お茶を淹れる形や知識を勉強する、という内容は、みんな一緒で一律だけど
アウトプットする時は、それぞれの個性があります。
例えばそれは、同じように見えるお花の一輪一輪が、どれも少しずつ異なるように
体格や手の大きさ、話すリズムなどによって「その人の魅力の引き出し方」が
それぞれ異なってくるのです。
初めは、お客様にも緊張感が伝わるくらい、皆さん緊張されていましたが、
途中からは「その人らしさ」がしっかり伝わってきました。
「緊張したけど楽しかった」終わった後の感想を聞いて、嬉しかったです。
インプットするだけでなく、アウトプットもできるようにするためのレッスン。
来年は、平日のクラスを増設したいな、と密かに計画中。
他のクラスの皆さんにも、どんどん中国茶の魅力をアウトプットして頂きたいと
思う、今年の年の瀬です。
By サ
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