SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2015.05.26[火] 投扇興

『投扇興』という遊びをご存知でしょうか。

投扇興


お茶を交えた和の遊びにお誘い頂いたので、仕事の合間を縫って
ちょっぴり参加をさせていただきました。

投扇興とは文字通り、扇子を投げて的に当てるという、シンプルな
遊びです。

桐箱を「枕」、台の上の的を「蝶」と呼ぶあたり、とっても日本的♪
手に持った扇子は、紙飛行機のようにそのまま投げてはいけません。
弓矢のように?人差し指の上を滑らせるようにして前に飛ばします。

風を受けながら優雅に飛んだ扇子が的に当たった後の、枕、扇、蝶の
形で点数を競います。
その形にも、それぞれ「夕顔」「浮舟」「末摘花」など、源氏物語に
因んだ名前が付けられています。

こんなに日本的な遊びにも関わらず、その起源は中国にあるとか。
中国に古くから伝わる「投壺」という遊びに由来するとお聞きして
ビックリです。
初めての投扇興にドキドキでしたが、ビギナーズラックとでも申しましょうか
参加者20名ほどの中で、結果は3位!
思わず填ってしまいそうです。(笑)



表千家

そしてもうひとつ。
世界から見て、最も日本らしいものの一つが「茶の湯」。

中国茶を勉強している方なら誰でも知っていることだと思いますが
抹茶のようなお茶の点て方は、もともとは中国から伝わったもの。

長い歴史を経て、中国では点茶法と言われるお茶の入れ方は廃れ
それを輸入した日本では、独自の哲学と美学による発展を遂げて
世界でも類を見ない「文化としてのお茶」となりました。

お道具はどれもとても綺麗でしたが、私は螺鈿の棗に心がソワソワ。
「気軽に楽しく」が信条のお茶会だったので、形式じみた事はなし。
でも、螺鈿の棗を手に取ってみたかった私は、心の中で、正客の方に
「道具の拝見を、と言って~!」と叫んでおりましたが、もちろん
そんな気持ちが届くわけもなく。(笑)

中国茶を始めてから幾度となく思うことがあります。
日本の事を知っているつもりでも、まだまだ知らないことがいっぱい。

好奇心の玉手箱は尽きることがありません♪


By サ
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2015.05.15[金] 「春の山」、「夏の山」

二胡


ゴールデンウィークの5月2日、3日に『白鳥庭園』さんで、恒例の
さつき茶会を担当させていただきました。

2日、3日は、中国茶。
5日は裏千家さん、6日が表千家さんが担当です。

2日には、福井の友人が二胡を持ってお茶会に参加してくれて
茶席の合間に二胡の演奏までしてくれました。


そしていつものように、カメラ担当のATOMAさんから綺麗な写真を
たくさん提供して頂きました。
今日はそんな写真を一部だけ。



2日のテーマは「春山」。
「山笑う」という通り、優しい春のイメージを出したくて、床の花は
コデマリに梅の実など白鳥庭園に咲いている花を少し分けて頂きました。
蔓はロ・ヴーで咲いているハゴロモジャスミンを。

コデマリ
Photo By M.Kani



立礼席
Photo By M.Kani

全体としては、こんな感じ。
お客様の席はトルコギキョウと軍配ナズナ。




ミヤコワスレとシャガ
Photo By M.Kani

亭主席の花もふんわりとした春仕様。
ミヤコワスレにシャガをプラスして。


仙桃
Photo By M.Kani

不老不死を意味すると言われる「仙人の桃」をイメージしたお菓子は
『仙桃』と命名。
和の世界では、お茶碗や道具にこうして名前を付けられるのも
楽しみのひとつ。

福建省のお茶、黄金桂とともにお楽しみ頂きました。




そして3日のテーマは「夏山」。
「山滴る」と言われるように、生き生きとした瑞々しさを。


バイカウツギ
Photo By M.Kani

床は梅花空木。
同じ白い花でも、コデマリとは異なる印象。



向日葵
Photo By M.Kani

茶の湯の先生には怒られそうですが、亭主席には、夏らしい向日葵を。



碧毯

緑の絨毯を敷き詰めたような風景をイメージした浮島、『碧毯』を
台湾の阿里山高山茶とともに。



露地

3日は、露地を通って茶席にお入り頂きました。
気軽にお茶を楽しめるのも市民茶会の楽しさのひとつ。


春、夏と過ぎて、次のお茶会は中秋の頃、秋になるのかな?
「月のウサギ茶会」
今年はどうなるのかは、まだ未定です。(^_^


今回もたくさんのお客様にお越し頂き、また、多くの人達のご協力を得て
楽しい茶会となり、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。


By サ

2015.05.08[金] Reborn(リボーン)

モッコウバラ

ロ・ヴーのオープン当初から、ずっと一緒に成長してきたモッコウバラ。
歳月の流れとともに、バラの蔓がドアの近くまでのびてお店を彩ってくれました。

ところが、2013年の春(厳密には、2012年から2013年の冬)になぜか
枯れてしまって、一輪の花さえ咲きませんでした。
モッコウバラは地植えにできる植物で、今までたった一度も枯れたことは
なかったので、その年の春はとても寂しくて悲しかったことが思い出されます。

夏が過ぎ、秋になっても一向に蘇る気配もなく、とうとうあきらめて
植木屋さんにお願いしました。
他の植栽もすべて一度手入れをして入れ替えをして欲しいと。
秋のお茶会が終わって、一息ついたころに。


そして
お茶会が無事に終わってすぐ、他のセミナーの予定が数日後に迫っていたある日
ジイヤ先生が救急で病院に入りました。
「運ばれました」じゃないことは、受講生の皆さんやお客様でご存知の方も
いらっしゃいますね。(^^

ジイヤ先生の意識が戻るまでの約1週間。
例え意識が戻っても社会復帰ができるのかも解らず、
たくさんの不安を抱えながら思ったことは
『多分ロ・ヴーを閉めなければならない』 ということ。

とりあえず、植木の入れ替えやすべてのセミナーや講習会を
キャンセルさせていただいて、オーダーしてあった聞香杯のセットや
その他、思いつく限りのいろいろなことをストップさせて、
何をどうすればいいんだろう?と自問自答の日々。。。。


その後、奇跡的にジイヤ先生は、ドクターもビックリの驚異的な速さで回復し
まるでそれに合わせるかのように、モッコウバラから新芽が出てきました。

昨年は、まだ花は咲かなかったけど、
今年は、奇蹟かと思うような信じられない風景。

モッコウバラが再び咲きました。

そんな話をお客様のお坊さんにお話したら
「誰かの身代わりになってくれたのかもしれないねぇ。誰か特定しやすいけど」
とおっしゃっていました。(笑)

生命というのは不思議です。

どこかの企業のセリフじゃないけど『Reborn』
今年はロ・ヴーにとって、そんな一年の始まりなのかもしれません。

2015年5月5日。
皆さまに支えられ、ロ・ヴーはお陰様で15周年を迎えることができました。
ありがとうございます。
これからもますますのご指導ご鞭撻、よろしくお願いいたします。


モッコウバラ

たくさんの感謝をこめて。


By サ
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ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

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