SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2013.09.30[月] スパイダーリリー

彼岸花 <ヒガンバナ>

ある方のブログで、彼岸花に「スパイダーリリー(spider lily)」という名前が
あることを知りました。

そう言われると、そんな風に見えなくもないかな。


2010年10月3日、秋に開いた茶会。
秋なのに暑い日が続き、花材集めにとても苦労しました。立礼席の床の飾りに
どうしても納得ができず、ギリギリに切羽詰まった日の夜、暗闇の中で色鮮やかに
咲く彼岸花を近所の公園で見つけ、どうしても欲しくて無理にお願いして、
少しだけ分けて頂いた思い出が蘇ります。
あの年は、秋が暑くて紅葉も遅れたのですが、彼岸花の開花も遅かったのだと
後になって知りました。

今年は概ねお彼岸の頃にきっちり開花したので、花が終わってしまう前にと
今朝、仕事に行く前にパチリ。


彼岸花 <ヒガンバナ>

角度を変えてみたら、よりクモらしく見える?
綺麗な姿なのに「スパイダー」はちょっと悲しいので、特別なクモという
気持ちを込めて「シャーロット」と呼ぶことにしよう。

あの時、私の力を貸してくれたシャーロットの生まれ変わりも、きっと
どこかにいるよね。
今年のお茶会まで、あと1ヶ月足らずとなりました。

2013.09.24[火] 日と月で…

寝待月(十九夜)


昨日、お客様にお茶会の茶席について説明した時の話。

今回の茶会のテーマは『渭樹江雲』という言葉で、遠くにいる友人を想うこと。
2席の茶席はそれぞれ、ひとつが太陽で、もうひとつが月。これは、全く
正反対の性格(個性)を持つ二人が互いを認めあい、相手に親しみを抱き
友情を深め合うことをテーマにしているから。
中国の漢字では、阳は「陽」、阴は「陰」。だから茶席は「陽」と「月」。

そんなことをお話したら、
「そう言えば、『日』と『月』を合わせたら『明るい』になりますね」と。
全く正反対の二つが一緒になるから表と裏、色々な事が見えて明るくなるのかも
しれないですね、とおっしゃっていました。

その考え、とてもナイスです。
嬉しいことも悲しいことも、どちらか一つだけだとよく解らないかもしれない。
両方あるから、嬉しい事や悲しい事が、しっかりと受け止められるのかも
しれません。

偶然にも今日は秋分。
日と月の時間が半分はんぶん。
十九夜の月は「寝待月」「臥待月」と言うそうです。
そんな日の月の姿を掴まえたくて、東の空にカメラを向けてみました。
相変わらず三脚をお店に置いたままなので、しつこく手持ちです。(笑)

空高く輝く月は、たしかに明るい。(^^

2013.09.21[土] 渭樹江雲

渭樹江雲

ここ数年、恒例となりましたが
今年も「ロ・ヴー秋茶会」 やります。
10月27日(日)、白鳥庭園・清羽亭にて、茶席2席の茶会となります。

今回のテーマは『渭樹江雲』

東大…ではなく(笑)、唐代の二大詩人、李白と杜甫の友情がベースです。
ちょうど楊貴妃と同じ頃に生きた、時代に翻弄された二人。
一人は詩仙、そしてもう一方は詩聖と呼ばれ、その後多くの人たちへ大きな
影響を及ぼしました。

同じ時代に生きた二人が広い中国(唐)で偶然にも出逢い、お互いの才能を
認めあい、友情を深めた時期がありました。
この二人の出逢いを「大空で太陽と月が鉢合わせをしたような奇蹟」と表現
する研究者もあります。

二人が出逢い、そしてまたそれぞれ別の道を歩むようになった後、お互いが
相手を思う詩を詠っています。

杜甫が李白を思って詠ったその詩の中のひとつ「春日憶李白」の一節から。


 渭北春天樹
 江東日暮雲
 何時一樽酒
 重与細論文

 私は渭北の地、春空の樹の下に(あなたを思って)いるが
 あなたは江東の地、日暮れの雲の中に(私を思って)いるだろう
 いつの日か酒樽ひとつを前にして
 また共に文を細かに論じ合いたいものだ


この詩から遠く離れた友人を思う気持ちの例えとして
「渭樹江雲」という言葉が生まれました。

お茶会も今回で5回目。
その間に、引っ越しをされて遠くに行ってしまった人、環境が変わって
なかなか逢えなくなってしまった人。多くの出逢いと別れがありました。

一服のお茶が、普段なかなか逢えない友人たちとを結びつけてくれるよう
願いを込めて、秋のひとときの宴を開きたいと思います。

10月27日、ご予定が決まっていらっしゃらない方はぜひ、茶会へ足を
お運び下さい。
お茶会の詳細は、こちらから。
http://www.raku-kobo.com/event/event.html

2013.09.16[月] 空也の最中

空也の最中

台風が愛知を直撃した敬老の日。
午前中は風雨ともにかなり激しかったけど、台風一過の言葉通り、午後からは
涼しいくらいの風と爽やかな空気。
そんな爽やかな風に乗るようにして、以前、ロ・ヴーでスタッフとして働いて
くれていた子が、東京から名古屋に来たついでにとお店に顔を出してくれました。
東京から名古屋に来て、その後再び東京へ戻り、昨年はお母さんになったのでした。

生まれたての頃「ガッツ石松みたいなんです」と言って、画像を送ってくれた
のだけど、ちゃんと可愛い女の子でした。
その後、ガッツさんから昇格して?今は怪獣…。(笑)
もっと小さいかと思っていたら、もう10カ月になるのだということで、怪獣じゃ
可哀想なので「アイドルはるさん」に今日、改名しました。

名古屋にいた頃は、ちょっとひ弱な感じの彼女でしたが、ハハとなってからは
かなりたくましくなったみたいで、左腕にはるさん、右手に「空也の最中」。
片手で赤ちゃん抱えられるくらい強くなったんだ~と思わず見入ってしまい
ましたよ。

はるさんの目には、私はハハと同じ様な印象みたいなんだけど、ジイヤ先生
くらいのお年頃の男性には免疫がないようで…。
思いっきり「ガン見」です。
怖い物みたさというか、じぃーーーって視線が釘付け。(笑)
子どもは正直だからね~。

彼女たちが帰ってから、さっそくごちそうになった最中。
空也の最中は、皮がパリパリで芳ばしくて、中の餡も甘すぎず多すぎず。
本当に美味しい。
何でも夏目漱石や林芙美子も贔屓にしていたとか。

いただくお菓子が特別に美味しく感じられるのは、幸せな気分のせいか、
それとも、それくらい空也の最中がシンプルに美味しいのか。
2個食べて、3個目を食べようかちょっと悩んで、やっぱり止めました。

幸せは少しずつ小出しに楽しむのがいい。
でもみんなで分け合った方がもっと幸せを感じられるよね。
たくさんの幸せをありがとうございました!

2013.09.11[水] 牛頭山雲緑

午頭山霧緑


 上牛頭寺
  青山意不尽
  袞袞上牛頭
  無復能拘礙
  真成浪出遊
  花濃春寺静
  竹細野池幽
  何処鶯啼切
  移時独未休
     <唐 杜甫>

  緑の山は興味が尽きず、
  ウキウキと心がはずむまま牛頭山へと上がっていく。
  気兼ねや邪魔は少しもなく、これこそまさに気ままな散策。
  花が色鮮やかに咲く中、お寺は静まり返り…。


秋の茶会のテーマを考えているうちにたまたま見かけた杜甫の詩。

あくまでも私見なんだけど、どちらかというとちょっと暗めな印象の
ものが多い杜甫の詩の中では、比較的穏やかな心で自然を詠ったもの。
そして「牛頭寺」と見て、思い出したのが「牛頭山雲緑」という緑茶。

杜甫の詩は、梓州(今の四川省)の牛頭山を登った時の詩だけど、
これは浙江省の牛頭山のお茶。

このお茶を早速飲まれた方の言葉をお借りすると、乾燥した茶葉は「抹茶の
ような香り」とのこと。
そう言われてクンクンしてみたら、確かにそんな印象も…。
味わいはさすがに抹茶のような濃厚さはないけど、香りと茶葉の形状から
どんな味わいなのか想像してみて下さい。
想像できない方は、どうぞロ・ヴーへ♪
9月と10月の2ヶ月間だけ、お飲みいただけます。

2013.09.09[月] にいはお

にいはお


漢字の「你好」でもなければカタカナの「ニイハオ」でもない。
多分、私たち日本人が最初に覚えるであろう文字、ひらがなの「にいはお」。
ひらがは、漢字やカタカナにはない独特の丸くて滑らかな印象があるので
柔らかな文字列を眺めていると優しい気持ちになります。

岐阜県の関市にある中国料理店「にいはお」は、こじんまりしていながらも
『中国茶インストラクター』の資格を持ち、薬膳の勉強や中華組合の勉強会
などにも力を入れているオーナーのお店です。

地元出身じゃない方や若い方には関市と言ってもピンとこない人がいるみたい。
「関の孫六で知られる刃物で有名な所」と説明しても反応は今ひとつ。それ
よりも刃物の有名メーカー、貝印やフェザー安全剃刀発祥の場所と言った方が
今の人には解りやすいかも。(笑)


前置きが長くなってしまいましたが、その関の「にいはお」へ行ってきました。

にいはお

まずは餃子ととりあえずビール…と言いたいところだけど、今回は車だった
ので、アルコールフリーで気分だけビール。(笑)


にいはお

カシューナッツと鶏肉の炒め。ナッツと鳥は好きな物のひとつ。(^^


にいはお

麻婆豆腐。
山椒がしっかり入っていて、黒い色の麻婆豆腐。口の中で最初はピリピリとした
辛さの後に続く甘味が残り、好みもあると思いますが「辛いけど甘い」という
何とも言えないバランスが、私にとって美味しい麻婆豆腐のお約束。
名古屋だと唐辛子で辛味を付けてある赤い色の麻婆豆腐も結構多くて、それを
見た瞬間に「失敗した」と心の中で思ってしまうほど、味に違いがあります。
一つだけ我が儘を言わせていただければ、多分ご飯のおかずに丁度良いように
作ってあるからだと思いますが、ご飯のおかずではない私は、餡のとろみが
もう少し少な目の方が更に好み。


にいはお

こちらは酢豚。
写真を撮りながら気が付いたのですが「同じような色合いの物ばかりオーダー
しちゃった」。こういう色の食べ物が好きなのかな。(笑)


にいはお

エビとチャーシューの炒飯。
正直、これは「おいしい~!」の一言。
ご飯の甘味とチャーシューの甘味、そして卵のほんのりとした甘味が口の中で
絶妙にマッチして、素材の味わいが損なわれることなく楽しめます。


食事の途中、何度となくご近所のお母さんと思われる女性のお客様が来店されて
店内で食べるのではなく「Take Out」つまり「お持ち帰り」をされていました。

中国料理って火力が強い方が美味しくなるから、自宅で作るよりもこうして
気軽にお持ち帰りできる美味しいお店が近く(車で来ていた人もいたけど)に
あれば「我が家のキッチン」として使えるんだということを発見。

覚王山にも「にいはお」があると嬉しいんだけどな。

 <にいはお>
  住所 〒501-3804 岐阜県関市 円保通3-4-23-106
  Phone. 0575-23-851
  営業時間 11:30-14:00/17:30-22:00(水曜日定休)

2013.09.05[木] 伊勢神宮お白石持

2013年8月31日 伊勢神宮式年遷宮 外宮

外宮の新しい正殿。ここから先は最も神聖な場所となるため撮影禁止です。


20年に一度行われる伊勢神宮の式年遷宮。
7月26日から8月12日までが内宮、そして8月17日から9月1日までが外宮と、
内宮外宮の正殿の敷地内に白石を敷く『お白石持』が、9月1日に無事終了
しました。


昨年の内に、この行事に参加できるチャンスがあるとお誘いを頂いていた
ものの、仕事の調整がつかず断念。
とは言うものの、内宮の『お白石持ち』の行事に参加した友人のブログや
新聞の記事を読んでいるうちに「やっぱりいきたいよ~」(笑)
1年前には参加不参加を決めなければならなかったので、今更言ってもムリ。

-ところが、神様ってちゃんといるんですねぇ。(^^
急に行けなくなった方が出来たため、ピンチヒッターで、8月31日、ギリギリ
間に合う形で急遽参加できることになりました!
とは言っても、どうしても外せない仕事が入っていたため、いずれ私は
行けません。こうなったら特派員を派遣するしかない。(笑)

「私の分までちゃんと奉献してきてよ~」とのミッションを背負い、無事任務を
遂行しましたとの報告がありました。

当初は「台風直撃」の予報もあって、最悪は暴風雨の中で行事が行われるのかと
心配もしていましたが、さすがは神様。台風はどこかへ消え去り、蒸し暑いくらい
の良い天気になったようです。
おかげで翌日立ち寄った京都ではドシャ降りだったと嘆いておりましたが…。


伊勢神宮式年遷宮

この日は外宮への奉献。運ばれた白い石を一人1つずつ手に取って(もちろん素手
ではなく白い布の上に乗せて)奉献します。


奉献の最中、暑さと戦いながら特派員としてレポートしたものを受け取ったので
整理してアップしてみました。
もっと早くにアップしたかったのですが、ぶつ切りになった動画を編集しようと
したら「スペックが不足」との冷たいメッセージ。
「きえ~っ!」
コンデジ画像のなのに最新型なので私の骨董PCではファイル形式が…。(T_T)
そんなこんなの悪戦苦闘の末、何とか無理矢理アップできました。(笑)



http://youtu.be/0fTFQ8h7a9Q

奉献に行かれた方にも行けなかった全ての皆さまにも、20年後の遷宮まで
神様の恵みが続きますように。

プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

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