SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2013.04.24[水] 梅花空木

梅花空木01


梅・花・空・木。
まるで中国語か四文字熟語かと思うような漢字四文字。れっきとした日本語で
「バイカウツギ」とそのまま読みます。

最初にこの花を見たとき、ウツギの仲間?と思ったのですが確信が持てず。
そんな時、茶の湯の関係の方から「五月梅」だと教えていただきました。


梅花空木02

サツキバイ=5月の梅、ということは梅の一種かと思ったら、やはりウツギの
仲間だということでした。
5月、梅の花によく似た花が咲くので「サツキバイ」というのだそうですが
今年は桜だけでなく、このウツギも少し早め。


こうして眺めてみると、中国渡来の漢字、そして「ひらがな」と「カタカナ」、
同じ「は」でも実にたくさんの種類で書くことができます。
例えば「は」と一文字ひらがなで書いてしまうと、読む人次第でどうとでも
読みとれてしまうのですが、漢字で「葉」と書くと、途端にその文字が
意味を持ち、言葉となる。

梅花空木は、どれも自然が織りなす美しいものばかりで出来ている言葉。
見れば見るほど綺麗な文字列だなぁ、と思ってしまいます。

文字が言葉になり、誰かの心に届く。
それは時に、優しかったり、慰めになったり、人を傷つけたり。
言葉は生きている、と思う今日この頃。

2013.04.19[金] さつき市民茶会

さつき市民茶会01

さつき市民茶会のリーフレットが出来上がりました。
本当は1ヶ月前くらいにいただけると大変有り難いのですが、白鳥庭園の
所長さんも大変に忙しい方なので、2週間前でも結構精一杯。(苦笑)

お互いに合って受け渡しとなるといつになるか解らないので、所長さんが夜、
ロ・ヴーのポストに投函しておいて下さったり、逆にこちらが夜、庭園の
受付にこっそり置いて下さった物をピックアップに伺ったり…。

今回は夜ピックアップに伺ったのだけど、閉園後に受付辺りでコソコソ、
ウロウロしている所を警備員さんに見られたら、職務質問なみにいろいろ
聞かれそう。(笑)
結構遅い時間だったのだけど、管理事務所は電気がついていたので
まだ仕事をしていらっしゃったんだろうなぁ…。
仕事の邪魔をしてはいけないと思い、挨拶もせずにコッソリ帰ってきて
しまったけど。


さて、肝心のお茶会についてですが、今回も5月3日の祝日が、中国茶会
となります。
リーフレットの写真について、何もお聞きしていなかったので、前回の
写真をそのまま使うのかと思いきや…、変わっていてビックリ!

ジイヤ先生から「これ、あなたがセレクトしたの?」と訊かれ、いえいえ
全く存じませぬと。
多分、白鳥庭園さんのカメラマンの方が撮られたのもではないか
と思う次第。


さつき市民茶会02


この手、多分○○さんだよね?こっちは誰だろう?なんて、リーフレット
見ながら楽しませて頂きました。
出演された皆さま、この手、誰だかわかりますか?

市民茶会は、名古屋市のイベントなので、1席500円と大変お得な茶席と
なっております。
お時間のある方もない方も、ぜひ5月3日には、白鳥庭園にご来園下さい!

2013.04.17[水] アカンサス

アカンサス01


中国国際茶文化研究会認定の『中国茶アドバイザー/インストラクター』の資格を
持っている天天さんとシェフのお店『チャイニーズテーブル胡同』が三重県
いなべ市から桑名市に移転しました。
東京ディズニーランドのオープンと同じ、4月15日のオープンです。

オープンのお祝いにと、お花を贈ろうと思ったのですが「胡蝶蘭はきっと他からも
たくさん頂くよね」ということで「蘭以外のもの」を求めてお花屋さんへGO!!

お花屋さんは、贈りたいものを探すお店、と自分が欲しいものを探すお店、と
数件あるのだけど、今回は「自分が欲しい物を探すお店」でチョイスしました。

ほら、私って気持ちだけはしっかり若いから、きっと私の欲しい物が若いお二人には
似合うかな?と思って。
こういうとき一番困るのがプレゼントするために買うのにも関わらず、自分が
欲しくなるってこと。(笑)

今回お二人のために選んだのは、アカンサス。
和名は「ハアザミ」とも言うそうです。

アザミに似た葉の形状は、古代ギリシア文化が装飾の起源のようで、ビザンチン、
ロマネスク、ゴシック建築の時期まで人気が続き、ルネサンス期に復興後、
現在まで支持されているとか。
思わず建築のモチーフと写真の葉っぱを見比べてしまいます。(笑)


お店で最初に目に留まったとき、横に広がる艶やかな葉とは対象に、すっくと
真っ直ぐ上に伸びていく立ち姿がとても綺麗だと思いました。
よく見ると、薄紫がかった白いお花も咲いています。

アカンサス02


乾燥にも日陰にも寒気にも強くて多年草ということなので、地植えにすると
すくすく元気に大きく育ってくれるようです。
お二人の未来もすくすく元気に大きくなりますように、と願いを込めて。


<チャイニーズテーブル胡同>
 住所:〒511-0867 三重県桑名市陽だまりの丘8丁目1109番地
 Phone. 0594-87-6667 (毎週水曜・第2火曜日定休)
 営業時間 Lunch 11:00-14:00 Dinner 17:30-21:30

2013.04.13[土] 円山応挙展

円山応挙展


日本画の知識がないので、いくら円山応挙と聞いてもまったく行く気など
なかった愛知県美術館で開催中の『円山応挙展』
ツイッターなどで、観にいかれた方々の「行って良かった」という書き込みを
横目で眺めてはいたものの「名古屋近郊に住んでいる人は這ってでも
行くべきだ!」という某工芸大学教授のツブヤキを読んで、やっぱり観に
行こうと火曜日の夜に決めたのです。
観に行くと行ったって、展覧会は日曜日まで。水曜日はすでに終日予定が
詰まっていたので、行くなら木曜日しかない。
こういう時の人間の力ってすごいですね。木曜日もスケジュールはかなり
キッチリ詰まっていたのですが、とりあえず1時間30分という時間をひねり出し
文字通り駆け足で行ってきました。(笑)

結論を言うと、まだ行っていない人は観に行かれた方が良いと思う。
行って損したということはないと思います。(あと2日あるよ~)


応挙は中国画をよく学んだ人のようで「神農図」「西施浣紗図」「陶淵明図屏風」
「郭子儀と孫たちの図」「王羲之龍虎図」など、中国風の作品も多くあったように
思いました。
これらの作品に目がいってしまうのは私の職業病かも?などと思いながら、wiki
先生に「円山応挙」についてを少々教えていただいきました。
先生によると、<(ここから引用) 「応挙」の意は「銭舜挙(中国宋末 - 元初
の画家)に応ずる」ということであり、中国の大家に劣らぬ水準の絵を描こうと
する意が込められていると思われる。>とあります。
なるほど。


さて、今回私の周りで一番話題になっているのが大乗寺の障壁画の空間を
美術館にそのまま再現したもの。
これがなかなかすごくて、ガラスカバーなど一切なし、畳面が大人の膝くらいの
高さに作ってあり、膝をついて座った時には実際にこのように見えるのではないか
という凝りようでした。更にパナソニックの協力を得て、およそ3分間で、昼間の
明るい光の中から夜の光への移り変わりによる見え方の変化を表現してありました。
大乗寺に行っても、一日そこにいることはできないと思うので、この見せ方には
ちょっと感動。

個人的には、炭の濃淡で描かれた「雨竹風竹図屏風」が結構好きだったりする
のだけど、どの作品も素晴らしいものばかりでした。


さらにスペシャルなおまけとして、応挙展の半券でコレクション展を観ることが
できます。こちらでは名古屋市出身の写真家、故東松照明氏の写真を堪能
することができます。戦後の日本を肌で感じられる素晴らしい作品ばかりです。
おまけで観られるなんて、贅沢すぎる!

もうこれは、這ってでも…だと間に合わないので、駆け足してでも行かないと
後悔しそうです。

2013.04.08[月] プーアール茶の崩し方

時々、「お土産にいただいた中国茶の飲み方がわからない」というご相談を
頂きます。そんな正体不明のお茶についてのお話を伺うと「円盤のように
丸くて平ぺったいお茶(多分プーアー餅茶ですね)」ということがしばしば。


景邁喬木老樹茶01


同じ業界に長くいるとつい勘違いしてしまうのですが「自分にとって当たり前
の事でも、他の人にとっては当たり前でないこともある」ということを思い
出させてくれる大切な出来事です。

中国茶に親しんでいる方は崩し方をよくご存じだと思いますが、そうでない
方にはプーアール茶の茶葉の崩し方わからないようなのです。崩し方が
解らないから飲めない。もしかしたらとても高価で美味しいお茶を頂いて
いるかもしれないのに、なんとももったいない話です。

そこで今回は、本邦初公開。
私スタイルの餅茶(円盤型)のプーアール茶の崩し方をご紹介します。

その前に基礎知識。
餅茶は、1枚ほぼ357g前後となっています。もともと餅茶は7枚で1セット
でした。七子餅茶と呼ばれており、1セット約2.5kg、2セットで約5kgの計算です。


さて、茶葉にはいろいろな崩し方があり、私自身もいろいろ試してみましたが
現在はこのやり方に落ち着いています。



1)ナイフやプーアール茶専用の削刀、もしくは先の尖った物を用意します。
  そして包みを開いて真ん中のくぼんでいる方を上に向けて置きます。
  ちなみに、私は削刀はほとんど使いません。デザインが可愛いものも
  あるので眺めるだけでも楽しいのですが、削刀を茶葉に差し込むのは
  以外に力が必要なんです。

  写真は、すでに真ん中部分を少しほぐした後です。茶葉の層を崩すような
  感じに刃を入れていきます。

景邁喬木老樹茶02


2)真ん中が固いので、まずここから攻めていきます。小さくなってから
  ここを削ろうと思っても、女性ではかなり強く力を入れないとうまく
  削れないため、手をガリッとやってしまう可能性があるからです。
  と言っても、いきなりピンポイントで確信部分を削ろうとしても刃が
  たちません。(笑)ほんの少し周りから中心に向けて削り始めます。

3)固い部分が少し弛まったところで(腕も疲れますし)、外側の柔らかい
  部分を削ります。中側が固かっただけに、外側を削るのは快適です。
  茶葉が重ねてあるようになっているので、重なりの部分に刃を入れて
  少し大きめにザクザクやっちゃって下さい。


4)そのうち再び真ん中の固めの部分が出てきますので、出てきたら、
  スピードを緩めて、ケガをしないよう慎重に崩します。


景邁喬木老樹茶03


5)半分ほど削ったら、削りやすい方向に茶葉の向きを変えて柔らかい外側
  から再び削ります。

6)最後に、小さな固まりになったら手で割ってゴールです。

このやり方だと、お客様の前でザクザクやっていても、それなりに優雅に
見えます。(笑)

景邁喬木老樹茶04



<注意>
くれぐれもトンカチなどで叩いて割らないで下さい。力がいるばかりで
上手く崩れません。

指先が痛くなければ、柔らかい部分を手でほぐしても大丈夫。

あまり細かく崩す必要はありません。茶葉の持つ、繊維の部分をバラバラに
しすぎないよう注意して下さい。

これはあくまでも私風の削り方なので、他にもっと簡単な方法があるの
かもしれません。道具もいろいろ使ってみましたが、これが一番早くて
簡単なように思います。

このような嗜好品の扱い方は、自分が一番良いと思う方法で問題ないと
思います。数学や化学の数式などと異なり、答えは一つだけではありません。
いろんな考え方があって、やり方がある。
だから楽しいのだと思います。

もしお手元にプーアール茶があって、飲み方がわからないという方が
いらっしゃるようでしたら、ぜひ一度お試し下さいね。

2013.04.03[水] 

夜桜


我が家からほど近いところに、小学校の集団登校(うちの地域では分団と言います)
の集合場所となっている小さな公園がある。ここには数本の桜の木があるのだが、
植えてある場所が良いのか1本だけ他の木よりも少しだけ早く満開になる、少し
小ぶりの木がある。

この木が、ある人が自分の娘の誕生を記念して、その年、管理事務所にお願いして
公園に植えさせてもらったものだということを最近知った。
母親の愛と比べ父親のそれは、なかなか真っ直ぐ子どもには届かないことの方が
多いように思う。父と娘はこの桜の木のように、すくすくと成長したのだろうか。

それから数十年。

月日は流れ、彼女が今もこの町にいるのか、それともどこか別の町へと巣立って
いったのか、私には知る由もないけれど、春になれば律儀にも、毎年忘れずに
桜は花を咲かせてくれる。

夜風に震えながら白く浮かぶ花の姿は「まだ離れたくないの」とでも言っている
かのように枝に寄り添ったまま。花が散り、季節が巡り、葉の色が染まって
その姿を変えたとしても、親が子を思う気持ちが変わらぬのと同じ様に、桜は桜。

「青葉さへ見れば心のとまるかな 散りにし花の名残と思へば」
これは父から娘への言葉だったか。

蕊降る季節を間近にひかえながら、今日もまた、桜は子ども達の行く道を
優しく見守っていてくれる。

2013.04.01[月] 広報なごや

広報なごや

名古屋にお住まいの方なら、一度は見たことがあると思う『広報なごや』。
4月号の一面トップは「たおやかに春彩る」という見出しの『白鳥庭園 春浪漫
「さつき市民茶会」』のお知らせでした。

この市民茶会のトップバターとして、5月3日(祝)の茶席を、ロ・ヴーで
中国茶を勉強して下さっている皆さんと一緒に、今年も担当させていただく
ことになりました!
ただ今、白鳥庭園さんと濃密な打ち合わせ中♪お出しするお菓子や器について
我が儘なお願いをしているところです。(^-^)


5日、6日はそれぞれ、表千家さん、裏千家さんの野点席。
中国茶席のみ、広報の写真に載っている、清羽亭の広間と立礼席の2席を
使用した、室内での茶席です。室内なので天気はあまり関係ないのですが
やはり青空が広がっていた方が気持ちがよくていいなぁ…。
新緑もきっと綺麗だろうしね♪

自称「雨女」という方が数名いらっしゃるようなので、その数を上回る「晴れ男」
を集めなければ!(笑)

5月3日は、全国の「晴れ男、晴れ女」の皆さんだけでなく、「雨男、雨女」の
皆さんもぜひ、白鳥庭園にお集まり下さい。

どちらの数が多かったかは当日のお天気次第、ということで。(笑)

プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

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