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その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

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2008.01.31[木] 今時の若者 VS 昔の若者

通勤ラッシュを少し過ぎた頃の地下鉄、いつもの私の通勤パターンだ。
少しスペースに余裕のある地下鉄の中では、時々思いがけない風景に出会うことがある。
少し前のことになるが、頭が3色の男の子(学生さん?)が座っていた。メインカラーは金髪で、トップのあたりが赤、バックの毛先の方が緑色。かぶり物なしでモーツァルトの魔笛に出てくる『パパゲーノ』になれそうだなぁ…と眺めていたら、やおら立ち上がり、なんと自分の前にたっていた初老の女性に、恥ずかしそうに席を譲った。

おやおや、ずいぶん見た目と違うではないか。「今時の若いもんは」とよく言われれるが、なかなかどうして、まだまだいけるではないですか。少なくとも、その近くに座って、知らんぷりをしていたスーツ姿の「昔若者だった男性」や俗に「おばさん」と言われる世代の女性よりは、しっかりしている。

そしてつい最近、やはり今時のアーティスト系の男の子が、近くに立っていたお年寄りの女性に、もじもじと席を譲っていたのを目撃。
どう見ても、この女性の方が若者よりも元気で健康的だったのだが、この際細かいことは置いておいて、なんともほほえましい光景だった。
続いて、近くにいた「昔若者だったスーツ」も負け時と別のお年寄りに席を譲っていた。スーツは何となくうつむき加減で「どうぞ」みたいな。
殺伐とした世の中とは言いつつも、みんな優しい。

こうやって見ていると、昔も今も男の子(だった人も含めて)は、シャイな人が多いのかなぁ。
同じ席を譲るとしても、女性の場合は「ここ座って下さい。」ってはっきり言っている人が多いような気がする。それに反して男の子は、恥ずかしいのか、もじもじとしているように見えるのだ。
かぶり物風もアーティスト系もちょっとくたびれたスーツも、例え見た目がどうであれ。

こういう風景を見るたび、反省しなければいけないと思ってしまう。
一方的に流されてくる情報だけを鵜呑みにして、「今時の若者は」とか「今時の○○は」と言ったような、十把一絡げ的に物事を見てしまうとこが往々にしてある。
例え何かが起こったとしても、それはごく一部の人々の話で、全体から見ればほんの一握りのことでしかないのではないか。
その中に属するからといって、すべての人々や全部のことがそうであるとは限らないのだ。

そういう大切な事を気が付かせてくる朝の地下鉄は、実はお気に入りの風景のひとつなのである。
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2008.01.30[水] 美味しくお茶を入れるということ

今日(昨日の29日)は、ホテル グランコート名古屋での中国茶セミナーの日だった。
資格取得のクラスとは異なり、中国茶とホテルのランチを美味しく楽しもうという趣旨のセミナーなので、わきあいあいと過ごす3時間だ。お店の講座や文化センターの講座とは、またひと味違う魅力がある。

ところで、中国茶の初級者はもちろん、ずいぶん長く勉強をして頂いている方からも「お茶の入れ方が解らない。」というようなご質問を頂くことが多い。

これはあくまでも私個人の意見だが、『お茶の入れ方は一つではない』と思うのだ。
その人の体型、手の大きさ、全く同じ動作をしても、所作のスピードなど、一人一人全てが違う。
また、味の好みも千差万別。つまり、自分で自分の入れ方を見つければ良いのではないか?と考えるのである。

お茶の入れ方だけではない、おいしい料理にも、美しい音楽にも、感動的な芸術にも、そして、スポーツの結果にも、全ての事柄には理由がある。
生意気なようだが、「美味しいお茶を入れる」ためには、1)茶葉の本質を見極め、2)道具の特製を理解し、3)自分はどんな風にお茶を入れたいのかを考える必要がある、と思う。

どんなに高価なお茶も、素晴らしい道具も、そこに気持ちが入っていなければ、美味しいお茶は入らない。
ともすれば、形式やパフォーマンスだけにとらわれてしまう中国茶の世界ではあるが、本来の「工夫茶」の意味は「芸(藝)」ではないのだ。


『夏は涼しく、冬はあたたかに、茶は服のよきように』
とは、千利休の言葉だという。
「茶の極意をうけたまわりたい」との問いの答えがこれだそうだ。
当たり前のことのようだが、その実、当たり前のことをする事の難しさを説いている。

時代は変わって、北大路魯山人。
『平常はぞんざいにものごとを扱っている弊風があるのを、私はどうも面白く思わない。 <中略> いかにすべきかと工夫するのだ。工夫は細工ではない。工夫とは自然にもっとも接近することだ。』と自らの著書の中で述べている。

先人たちの言葉にも耳を傾けたい。

2008.01.28[月] がんばれ未来の巨匠!

ボスが教えている学校の生徒さんから、手作りパンを頂きました。
『チョコミントのメロンパン』と『ジャスミンパン』。

前から話だけは聞いていたのですが、「夏にふさわしいパン」がテーマの企業コンペに提出したそうです。最終選考に残ったという風の便りは聞いていたものの、学校の試験もあったので、「そのうち時間ができたら、どんな内容のパンなのかぜひ教えて下さいね!」とお願いだけしてありました。

試験も終わり、パンの試作に全力投球!ということで、そのお裾分け+試食にということでわざわざ届けてくれたのです。

ああ、ありがたや。
早速試食をさせて頂きました。

なるほど、「プロの味までもう一息」という感じでしたが、創意工夫と努力のあとが伝わる、愛情いっぱいのパンでした。
春になれば、プロのパン職人としての一歩を踏み出す生徒さんたち。
職人の世界はなかなか厳しいものと思いますが、どうぞその情熱を失わず、ぜひ巨匠と呼ばれるようになって頂きたいものです。

いつか自分のお店をオープンされた時には、お客さま第1号としてパンを買わせて頂きますね。


メロンパン01

※チョコミントのメロンパン
 上の緑はピスタチオ。中の生地がチョコレート風味になっている。
 かすかなミントの香りがただよいます。



ジャスミンパン02

※ジャスミンパンを割ったところ
 中のカスタードがジャスミンの香りと味わい。
 生地にもジャスミン茶が練り込んであります。


2008.01.26[土] 産みの苦しみ

「ct-aiの会」は、『中国茶アドバイザー/インストラクター』有資格者で形成され、お互いが協力して自己研鑽や相互扶助をするための会だ。とはいうものの、全くのゼロからの出発のため、さしずめ暗中模索といったところ。
「どうするのが会員の皆さんにとって一番有益なのか?」と頭を悩ます日々を過ごしている。
会報誌に至っては、編集担当は、本当にメチャクチャ大変だと思う。
まだまだ確定したレイアウトのテンプレートがないため、記事のボリュームや内容を見ながら、様々な意見を言わせて頂くが、レイアウトの変更作業は並大抵の苦労ではないはず。

会の運営については、ボランティアの皆さんの協力で成り立っている。
「交通費実費」以外は、まったくの無償協力なので本当に感謝している。

あまり物事に動じないタイプの私ではあるが、さすがにいろいろ考えてしまうこともある。
そんな時、頭に浮かぶのが高村光太郎の「道程」。
道なき道を進むその先に、何かしら答えが見つかるかもしれないと勇気づけられる詩。


       道   程
                     高村 光太郎

     僕の前に道はない
     僕の後ろに道は出来る
     ああ、自然よ
     父よ
     僕を一人立ちにさせた広大な父よ
     僕から目を離さないで守る事をせよ
     常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ
     この遠い道程のため
     この遠い道程のため


そんなこんなではありますが <会報誌 Vol.2> 本日発送致しました。再度、ボランティアの皆様に感謝。

2008.01.24[木] お茶の文化史

今日は、私の敬愛してやまない、煎茶小川流の御家元 小川後楽先生にお会い出来る日。 小川先生は、生粋の京都人で、私の(2度目の)京都ブームのきっかけともなった人。
いかにも京都の旦那はんという雰囲気いっぱいの、とても柔和でステキなおじさまです。
煎茶の御家元とは言っても、中国語ができるのはもちろんですが、中国文化や歴史にも造詣が深いので、そのお話を聞くことができるのが毎回の楽しみ。

その小川先生が、「国際茶文化検討会」(スポンサーは中国国際茶文化研究会)の日本人唯一の組織委員(Commissioner)だということを、先日パンフレットで知ってビックリ。
今日、ご本人にその話をお聞きしたら「何でも、この検討会に参加した最初の外国人らしい。」とまるで他人事でした。
こんなところも、先生に憧れてしまう理由なんです。

「第10回 国際茶文化検討会」は、今年5月下旬、湖州にて開催予定。現地で先生にお会いできるかも、と密かに期待はするものの、自分が行けるかどうか。
お会いできれば、ぜひディープな中国の旅に合流したいものです。

で、毎回何かしら新しい言葉や中国の文化について教えて頂いているのですが、今日の言葉は『洛陽の紙価を高める』。
これは西晋頃の人、左思の『三都賦』から来ている故事とのお話。
あれもこれもと、たくさんの日本語が中国から渡ってきています。
「チンプンカンプン」も実は中国語なんですってね。まさかと思ったのですが、「聞いても見ても解らない」という言葉からきているとのこと。
さしずめ漢字で書くと「听不看不」とでもなるのでしょうか?
どなたかご存じの方は、ぜひ教えて下さい。

2008.01.24[木] 良くも悪くも、京都

なぜか最近、お店ではちょっとした京都ブーム。
出身が「京都」とか学生時代「京都」だった方などからお話を伺うことがあったり、「名古屋だと京都が近い!」と関東出身のお客さまの中には京都観光を計画される方もいらっしゃって、ついついボスと一緒に京都談義に花が咲いてしまいます。(笑)
確かに、東京から京都は遠いですが、名古屋からはブラリと日帰りでききるくらい近いです。

その昔、仕事でよく京都へ行きました。
仕事以外でもすっかり京都好きになって、「修学院離宮」への参観申込みをして出かけたり、京福電鉄に乗って竜安寺のお庭を観に出かけたり、美味しいお菓子を探したり…。
実はかなり、填っていました。

でもねぇ、京都ってなかなか難しいんですよね。

昔のちょっと恥ずかしかった、「南禅寺の豆腐」の天ぷら事件。
お客さまが「天つゆがない!」とワヤワヤ言い出したので、お店のひとに「天つゆが欲しい」と伝えに行ったら、「天ぷらは塩で食べておくれやす。」と京都流作法を冷たく親切に教えてくれました…。
最初に説明してくれれば良いのにねぇ…。
何でも天ぷらの衣がベチャベチャになってしまうから、天つゆで食べるのはよくないということでしたが、濃い口好みの名古屋のお兄さまたちには塩では物足りないのよね。

京都には独特の京都流儀みたいなものがあって、若い頃にはドキドキしてしまったり、うまく対応できないこともあったけど、15年以上たって、自分も京都も変わったかな?と思ったら、今再び、京都マイブーム。

少しは大人になったので、なるか京都リベンジ!

2008.01.22[火] 小論文と新聞のコラム

記憶が定かではないが、小学校低学年の頃、月曜日の1時限目に「作文」なる授業があった、と思う。作文用紙1枚400字詰めだったか。さすがに記憶をたどっても思い出せないのが残念。毎回先生からお題が出されて、1年生の時は1コマで1枚、2年生になって、2枚になったような。紙のサイズも升目も大きかったので、もしかしたら、原稿用紙の半分の文字数だったのかな?
好き勝手なことを書いて時間が過ごせるので、結構楽しい時間だった。

ところで『中国茶アドバイザー/インストラクター』の国内試験には、「小論文」の試験がある。お題が出されて、90分で600文字。
今、3期生の受講生が試験に向けて猛勉強のスタートを切ったところ。中には、知識面はバッチリだけど「文章を書く」ということが少々苦手な人もいるよう。
そんな人には、ぜひ新聞のコラムで勉強することをお勧めしたい。私は、根っからの名古屋人なので、新聞と言えば中日新聞なのだけど、<中日春秋>は、概ね620~630文字。朝日新聞の<天声人語>の場合も、630文字程度。どちらも試験問題の文字数とほぼピッタリ。

たった600文字の中に起承転結があり、読者を十分に感動させるだけの文章を書くことも可能だということを日替わりで教えてくれる、貴重な教科書。
今はネットという便利なツールがあるので、いつでも気軽にコラムの閲覧ができます。
まずは、600文字のボリューム感覚を身につけてはいかが。

個人的には<夕歩道>の短くて軽快な文章にも惹かれます。

2008.01.19[土] 杭州の梅の花

1月16日、杭州では例年より1ヶ月早く梅の花が咲いたとのこと。
そんな便りが届きました。

今年も、やはり暖冬なのでしょうか。
春が来るのも早そうですね。
ボヤボヤしていると、清明節前には、全ての龍井茶の採摘が終わってしまいそうです。
梅の花の話を聞いて、新茶のことが気になるのも、職業病の一つでしょうか。
プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

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