SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2012.12.06[木] 西安へ行こう!(6)

しつこいようですが、忘れた頃に引き続き(笑)西安旅行記です。

とりあえず(というかこれが本来の訪中目的)お茶のシンポジウムにも
参加したし、兵馬俑も見学した。
残る最後の目的は、もちろん法門寺訪問。(洒落じゃないよ:笑)

一般にはお釈迦様の指の骨が発見されたということで知られる法門寺ですが
お茶関係者の間では、陸羽の茶経に残される、唐代の茶道具類が発掘された
場所として有名なお寺でもあります。


法門寺02



法門寺03


中国の大きさを感じるというかなんと言いますか…。
日本の侘び寂びに通じるひなびた寺の佇まいはまったくありません。



法門寺01


法門寺04


お茶関連の図鑑などでも登場する茶道具類。実物を目の前にすると、やはり
心が踊ります。

法門寺は、西安から車で約2時間。少々時間がかかってしまうので、この日は
ここだけで一日が終わってしまいました。



が、ブログはとりあえず先を急ぎたいので、翌日、帰国前に訪れた碑林なぞ。
ここには1万1000余りの文物が収容されており、陸羽とも親交のあった顔真卿や
書の神様とも言われる王義之の石碑の書が見られることで有名な場所。
1944年、西安孔子廟の古代建築物群を拡充して、西安碑林博物館として設立した後
清の康煕年間に石碑の補修がなされ、乾隆年間には建物の大規模な改修が行われた
そうです。
康煕帝、乾隆帝、このお二人はお茶の世界だけでなく、文化芸術の世界にも
優れた功績を残しているんですねぇ。


碑林01


碑林02



碑林03



子どもの頃を思い出し、顔真卿の楷書と王義之の行書の書き方の手本を思わず買って
しまいました。(笑)
西安には国宝級のお宝が、あちらこちらにゴロゴロしていて、ゆっくり楽しむには
5日間では全然足りません。



最後に旅のこぼれ話。

空港への路の途中、ガイドさんにお願いしてちょっとだけ時間をもらって
回教徒(イスラム教徒)の町で下車+フリータイム。
西安の町はトラブルに巻き込まれる危険が高いのでという理由で自由行動が
許されなかったから、少しだけ私たちを自由にさせて~と。(笑)


回教徒の町01


皆さんが行きたかったのは、中国のコンビニ。なぜ!?と思ったのだけど
コンビニは地域色が出ていて、その土地ならではの物が見つかるからだそうで…。
バスを降りた近くにコンビニを見つけたので、皆さんに教えてあげたら
ドヤドヤと…。

ジイヤ先生と私はとりあえず外にいたのだけど、面白いもの見つけたっ!


回教徒の町02

豚の形の豚まん?とカボチャの形のカボチャまん?
カワイすぎる。
思わず写真を撮ってしまいました♪

そしたら、他の皆さんまで、私もわたしも…。
しかも、ケースの横に立って一緒に撮ってもらっているし。(ーー;

当然といえば当然なんだけど、お店の人に「ここで写真撮っちゃだめ!」
と注意されたそうです。
怒られた人たち、しょんぼりして店から出てきました。

確かに、日本でもコンビニの店内でいきなり外国人がキャーキャー言って
店の中で記念撮影し始めたら驚きますよねぇ。(笑)

写真を眺めていて「あー、なんで買って食べてみなかったんだろう?」と
今になって思い始めました。


なんだかんだと毎回何かしら事件が起こったり面白いことがあって
帰る場所があるからこそ、旅はやっぱり止められない。


セントレア

一路順風

来年もジイヤ先生、行きたい場所があるみたいです。

2012.11.24[土] 西安へ行こう!(5)

兵馬俑02

とにかく秦の始皇帝(BC221~BC210)はすごい。時代を遡って考えてみると
この時代の中国(秦)とは、どれほど進んだ国だったのだろうと思ってしまう。
その昔は本物の人間を埋めていたという話も聞いたことがあるから、一体
一体すべての顔かたちが違うというのも納得。
そしてもっとすごいと考えさせられるのは、紀元前210年と言えば今から
2200年以上も前のに作られたものが今なおこうして発掘されているということ。
さすがに真ん中の国、中国。スケールが違います。


兵馬俑03

向こうにいる人がやけに小さく見える。(笑)



兵馬俑01

結論を言うと、兵馬俑は世界遺産だけあって、どこかの美術館かと思うくらい
立派でした。まあとりあえず博物館になっているのではありますが…。
ジイヤ先生が昔訪れた頃はテント?があったくらいだったと申しておりましたが
それってどれくらい昔の話しなんだろう…。



133_heibayo-01.jpg
<Photo by Skyrunさん>

135_heibayo-02.jpg
<Photo by Skyrunさん>

なぜかお土産物屋さんで盛り上がる皆々様。
こういうキャラクター系グッズはアジア共通なのだろうか?と密かな疑問。
しかし、妙にカワイイ。(笑)



兵馬俑を後にして、時代は秦から唐へと移り、玄宗皇帝と楊貴妃の縁の場所
「華清池」へ。


華清池01


息子の嫁であった楊玉環(楊貴妃)を玄宗皇帝が奪い取ってしまったという
ほどの絶世の美女だったらしいのですが、実際はかなりふくよかな女性だった
みたいです。現代の美女とは基準が違うんですね。


華清池02

玄宗と楊貴妃と言えば、興慶宮の沈香亭(現在建物はありません)において李白が
楊貴妃のことを『清平調詞』でその絶世の美女ぶりを詠んだですが、これが
玄宗皇帝の怒りを買い左遷させられたとかされなかったとかいう話もあって、どんな
様子だったのかタイムスリップしてこっそり見てみたいなぁ…なんて。


さて


唐歌舞ショー01


どんなに駆け足で廻っても見所が多すぎて全然時間が足りないのだけど、夜は
「唐歌舞ショー」で歴史の余韻に浸ります。

唐歌舞ショー02


唐歌舞ショー02


唐歌舞ショー03


こういうのを見ていると旅に来たな~という旅の雰囲気たっぷり。(笑)


唐歌舞ショー04

朝早くから夜遅くまで無駄なく過ごした楽しく長い一日でした。
お世話してくれた旅行会社さんが、西安の政府筋からものすごく厳しく注意
されたということも知らず…。

2012.11.19[月] 西安へ行こう!(4)

お茶会やなんやとしているうちに、すっかり放置状態になっていましたが
「西安紀行楽しみにしてます!」というメールも頂いたりして、間があいて
しまいましたが、再びの西安紀行です。(*^-^*)



さて、西安に来た一番の目的は「研討会出席」。
それはちゃんと自覚していますよ。でもね、唐代の輝かしい歴史を刻んだ古都を
見学(観光ではなーい!)もせずに、どうやって日本に帰れと言うの?
というごく一般的な?理由で3日目の研討会はゴメンナサイして、少し早めの
朝の出発。
何故早めかというと、山ちゃんに見つかると連れ戻されちゃうから。(笑)
(注:山ちゃんとは西安政府のジイヤチームお目付役の人の愛称です)

なのにホテルの中庭をバスに向かって歩いていたら、山ちゃん登場~。
一瞬ドキリとしたけど、まさか朝から出かけるとは思わなかったようで…。
笑顔で「ニーハオ♪」くらいの勢いでこっそり出かけちゃいました。



まずは西城門。

西城門01


ここはシルクロードの出発地点として最も有名な場所。


西門02



西門03

このずっと向こうは遙か遠い西方の国へと続いています。
天気が良ければ、ずーっと先の方まで見えるのに、今日は霞んでいて
ちょっとだけ残念。



西門04

中国最古の城壁ということですが、この城壁の上ではマラソン大会も
行われるそうです。極めて重要な建造物に思えるのですが、マラソン大会
なんてやってもいいのかなぁ…と日本人は考えてしまいます。
城壁の長さは13.7km。唐代のそれと比べると九分の一の長さしかないそう
です。レンタサイクルがあるので、自転車で一周することもできます。



大雁塔01

次に訪れたのは大雁塔。
高さが64メートルもあり、慈恩寺の境内にあります。
日本でも有名な小説「西遊記」の三蔵法師のモデル、玄奘がインドから
持ち帰った経典が保存されている場所。



大雁塔03
<Photo by Skyrunさん>

玄奘とは無関係なネズミーじゃなくてミッキーもどき。
この時は軽くスルーしたのだけど、後になって他の方から写真をいただいたら
なぜか中国らしさを感じる1枚だと改めて。(笑)


大雁塔02

最初は塔には登る予定はなかったのだけど、せっかく来たのだから「登りたい」
と誰が言いだしたのか…。
おかげで翌日(若しくは翌々日)、殆どの人が筋肉痛。(笑)



大雁塔04

筋肉痛になって登ったかいあって、唐の上からの景色は絶景♪
霞む遠景が陸続きの壮大な国へのイメージを膨らませてくれます。
この先はどこに続いているんだろう…。


大雁塔を後にして、今回一番楽しみにしていた茶葉市場へ♪
ただ一つ残念だったのは、確かこの前日に日本政府が尖閣国有化の発表を
したばかりに日中関係が激悪化。街へ行ってはいけないという陝西省政府の
お達しがあったらしいのだけど、少しだけという条件付きでガイドさんの
許可をいただきました。


茶葉市場01

こんな綺麗な市場があるなんてビックリ。
道路の両側すべてがお茶や茶器などお茶関係のお店が並んでいます。
半日くらい時間が欲しいのに、残念無念。


あっという間にタイムリミットということで、後ろ髪を引かれながらも
この後は、お約束の兵馬俑へと向かいます。

2012.10.03[水] 西安へ行こう!(3)

西安2日目の朝、当然の事ながら、山ちゃんがホテルのロビーでお出迎え。
今回の訪中の主たる目的は、観光や食事ではなく「研討会出席」という
真面目な理由からでした。(^^

山ちゃんに付き添われ、ホテル内の研討会の会場へと移動。


西安レンミンスクエア

会議ホールはこんな感じ。
コンサートもできそうな立派な造り。



西安レンミンスクエア02

午前中は開幕式。テレビカメラも数台入っていてちょっと驚く。
かなり真面目なシンポジウムだったのね。



BOSCH

それぞれ席に着くと、同時通訳の機械。
中国語の他、英語、日本語、韓国語で聞くことができます。
西安に来る少し前、たまたまお客様とドイツの BOSCH のキッチン道具に
ついて話題にしたばかりなので「お、こんな所にBOSH!」と思わずパチリ。


お昼休憩を挟み、午後はいよいよシンポジウムです。
特に優秀だった4本の論文発表を拝聴します。


お茶と健康、お茶の市場における浙江省についてなどそれぞれの研究
が発表される中、個人的に興味をそそられるテーマがありました。



中国国際茶文化研討会

こちらのドクターはドイツ人のVolker Heubel氏。
論文のタイトルは『Contemporary chinese tea culture and its
practices in the context of a transcultural philosophy of
transformational ways.』

日本人の故久松真一氏の名前が出てきて、誰、その人?と。
こういう時、スマホがあると便利ですね。会場は Wi-Fi が繋がるので早速
調べてくれた人がありました。

岐阜の方ということが解り、一気にテンションがアップ。(笑)
中国の西安で、ドイツ人に日本人のことを教えられるとは、不思議です。
今回の一番の収穫でした。


その後一旦ホテルの部屋に戻り、夜は招待宴会。


招待宴会



丹鳳 赤ワイン

これは『DAN FENG(丹鳳) 』という名前の陝西省産のワイン。
ぶどうジュースみたいで、とても飲みやすく美味しかった♪
皆さんも「買って帰りた~い」と言っておりましたが、液体の機内持ち込みが
厳しく規制されているため、泣く泣く断念。



西鳳酒 白酒

そしてこちらは、陝西省の名酒として名高い『西鳳酒』という名前の白酒。
唐の時代から「甘泉佳醸、清冽醇馥」と高く評価されており、鳳翔で
醸されるため、西鳳酒と呼ばれるようになったと言われています。
また北宋の時代には、蘇軾(蘇東坡)が「柳林酒 東湖の柳 婦人の手」と
詩で称えたことから一躍有名になったとか。

瓶入りの物は日本でも入手できるようだけど、こちらの赤の陶器入りの
ものはかなり貴重品みたいです。
帰りの西安の空港の免税店で、ちらりと見たという話によると、1本
約2万円くらいだったとか。
免税店で2万円…。もっとたくさん飲んでおけばよかった。(笑)


白酒と赤ワイン


手前が白酒で奥が赤ワイン。どちらも陝西省産のアルコールです。
日本では入手しにくいみたいです。
どちらもとても香りが高く、とても美味しかった。


写真を整理しながら気が付いたこと。
宴席での料理写真が1枚しかなかった。
ブログに載せられず。(笑)

2012.09.26[水] 西安へ行こう!(2)

さて、西安旅日記の続きです。

細かいゴチャゴチャはあったものの、とりあえず『国際茶文化研討会』の
エントリーが無事終了。

この日は朝が早かったし(04:30起き!)、機内食ばかりで胃袋も少々
寂しい思いをしていたので、夕食が楽しみ!と思っていたら、政府の人が
「夕食は私たちがホテルで用意していますので、外へは出かけないで
下さい!」って。(^^; ハハハ。
ガイドさん、政府の人たちと私たちの間でとても困ってるし。

三度目のジイヤ先生登場で「政府が夕食を用意してくれていることを知らな
かったので、夕食はレストランに予約を入れました。今からキャンセル
できません!」と強気の発言。(笑)

しばらく協議の後、政府のお目付役に同行してもらうことを条件に外出OK。
日中関係が微妙な空気になっているので「皆様の安全確保」が目的です。

ようやく温かいものがゆっくり食べられる~♪


粤珍軒01

2012.09.22[土] 西安へ行こう!(1)

「強運ですね」と言われると
「うーん、それは褒められているのだろうか?」と何となく悩んでしまう
今日この頃。
確かにここ数週間の日中関係の悪化によって、文化交流や友好訪問など
軒並みに延期及び中止になっていることを思うと、ギリギリセーフ。

本当は、こんなことを喜んでいる場合ではなくて、仲良くするのが
一番良いのよ。マジで。

さて、以前から機会があれば訪れてみたいと思っていた場所。中国の
茶文化が大きく発展した時代、唐の都が置かれていた場所、それが西安。
唐代なくして中国茶は語れない、というくらいの存在で、西安と聞けば
胸がキュンとしてしまうのです。(笑)



100%仕事で飛行機に乗っていた頃は、フットワークが良いようにと必ず
座席は「通路側」指定。でも今はそこまで神経質になる必要がないので、
アサインされた場所が窓側なら、そのまま風景を楽しむことにしています。
窓の外を眺めていると、結構楽しい発見があります。


セントレア01


最近では飛行機が動き出すと、お見送りしてくれるのですねぇ。
こういうのって結構嬉しくて、思わず毎回手を振り返してしまいます。
ついでに写真も。(笑)

今回は、中国東方航空の上海経由西安行き。インター/インターの
乗り継ぎ便なので、人間だけ上海で入国審査を受けて、荷物も座席も
そのまま西安まで…
のはずだったのに、上海に到着したものの、乗り換え便の案内がない。
近くにいた暇そうな女性職員にジイヤ先生が「西安行きだけど」と伝えると
「Up Stair」
なになに、勝手に上に行けって?

とりあえず行ってみるか~と思っていたら、職員さん、自分の職務を
思い出したようで「ちょっと待って~!!」

そしたらいきなり「あなたたちの便はキャンセルになりました。他の便を
用意しましたからそれに乗って下さい」って言われ国内線へ振り替え。

私が聞いていなかっただけかもしれないけど、お詫びの言葉もフライト
キャンセルの理由ももちろんなく。
ああ、中国に来たわ…、とこのとき実感。

そりゃね、ジイヤ先生は小暴れしましたよ。

案内人が不親切だったので、空港スタッフつかまえて、ちゃんと案内
しなさーい!と指示してたもん。
結局荷物を上海でピックアップしなくてはならなくなって、しかも
スーツケース持って、国際線から国内線へと移動。
そう言えば浦東空港へは何度か来たことがあるけど、国内線の利用は
初めてかも。

上海浦東空港




なんだかんだと言いつつ、とりあえず無事西安に到着。
それにしてもお迎えの人の数がすごい。

西安空港01


こちら向きの方たち全員、空港での私たちのお迎えの方々です。

ツアーのメンバーの皆さん、これからどういう展開になるか想像も
つかなかったようで、このVIP待遇に結構はしゃいでいました。


西安空港02

私も便乗して写真を撮らせて頂きました。(笑)
この時ジイヤ先生と、政府のお迎えの皆様と旅行会社のガイドさんとの
三者でどちらの用意したバスに乗るかの協議中。

一応「政府のお客様」というVIP待遇だったようで…。

2012.09.09[日] 西安に行ってきます

空


明日から(というかすでに今日だけれども)
西安に行ってきます。

唐の時代の古都、古の面影を尋ねることができればよいのですが
一応、『国際茶文化研討会』に参加ということなので…。

仕事50%、勉強50%、遊び50%…?。
あれ、足したら150%になっちゃった。(笑)

そんなわけで、とんぼ返りの日程ではありますが150%楽しんできます♪

現地レポートは帰国後に。

メールのお返事ができていない方、ゴメンナサイ。
お返事も帰国後に…。


  9月9日~13日、ロ・ヴーは休業致します。

プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

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