SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2016.03.09[水] カメリア・ジャポニカ

カメリア・ジャポニカ


春爛漫近し、という感じですね。ポカポカとした、暖かさ。
陽気があふれる季節となりました。

ツバキ科の常緑樹、椿。学名、カメリア・ジャポニカ。
椿という文字には春の到来の喜びを伝える木という意味が込められたと言います。

初冬から春にかけての茶花として大活躍の花。
抹茶の世界では炉を開く時期、11月から、翌年の炉塞ぎまでの晩春まで
生けられる、最も代表的な花ですね。

長い冬の間、花のとても少ない時期となる中、優雅に花を咲かせるので
茶花として重要な花なのです。

11月~1月頃までは固い蕾のものが好まれ、そして2月、3月と蕾がほころび、
徐々に花の開きが大きくなったものが生けられます。

花の形は一重咲きが一番多く、ほかに猪口咲き、ラッパ咲きなどがあります。
色も豊富で白色、黒紅色、桃色、朱色、紅色など様々です。
各地に自生していた野生種が、品種改良されてきました。
現在では改良された品種を含め、2000種類を超す椿があると言われています。

花だけではなく、古代より上手く、利用されてきた椿。
枝木は櫛や炭にされて身の回りのものにされてきました。
なんと言っても、油ですね。薬膳で古代から、不老不死の薬として珍重されてきました。
椿葉はどうでしょう。
古代では止血薬や臭いよけに使われていました。
また、忘れてはいけませんね。お菓子にも使われています。
京都のお菓子 「椿餅」があります。もち米を乾燥させて臼でひいて作った道明寺粉を
練って団子のようにして、椿の葉で包んだお菓子です。

こんなお菓子と共に今度は、カメリア・シネンシス、お茶を味わってみては
いかがでしょうか。

同じ仲間、カメリア科の植物の椿とお茶。
じっくりと葉をみると、やはり、よく似ているものです。

初冬から、春の時期まで大活躍な椿。
春爛漫となる頃、茶花は椿から次の花へと静にうつろいはじめます。

By J
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2015.05.08[金] Reborn(リボーン)

モッコウバラ

ロ・ヴーのオープン当初から、ずっと一緒に成長してきたモッコウバラ。
歳月の流れとともに、バラの蔓がドアの近くまでのびてお店を彩ってくれました。

ところが、2013年の春(厳密には、2012年から2013年の冬)になぜか
枯れてしまって、一輪の花さえ咲きませんでした。
モッコウバラは地植えにできる植物で、今までたった一度も枯れたことは
なかったので、その年の春はとても寂しくて悲しかったことが思い出されます。

夏が過ぎ、秋になっても一向に蘇る気配もなく、とうとうあきらめて
植木屋さんにお願いしました。
他の植栽もすべて一度手入れをして入れ替えをして欲しいと。
秋のお茶会が終わって、一息ついたころに。


そして
お茶会が無事に終わってすぐ、他のセミナーの予定が数日後に迫っていたある日
ジイヤ先生が救急で病院に入りました。
「運ばれました」じゃないことは、受講生の皆さんやお客様でご存知の方も
いらっしゃいますね。(^^

ジイヤ先生の意識が戻るまでの約1週間。
例え意識が戻っても社会復帰ができるのかも解らず、
たくさんの不安を抱えながら思ったことは
『多分ロ・ヴーを閉めなければならない』 ということ。

とりあえず、植木の入れ替えやすべてのセミナーや講習会を
キャンセルさせていただいて、オーダーしてあった聞香杯のセットや
その他、思いつく限りのいろいろなことをストップさせて、
何をどうすればいいんだろう?と自問自答の日々。。。。


その後、奇跡的にジイヤ先生は、ドクターもビックリの驚異的な速さで回復し
まるでそれに合わせるかのように、モッコウバラから新芽が出てきました。

昨年は、まだ花は咲かなかったけど、
今年は、奇蹟かと思うような信じられない風景。

モッコウバラが再び咲きました。

そんな話をお客様のお坊さんにお話したら
「誰かの身代わりになってくれたのかもしれないねぇ。誰か特定しやすいけど」
とおっしゃっていました。(笑)

生命というのは不思議です。

どこかの企業のセリフじゃないけど『Reborn』
今年はロ・ヴーにとって、そんな一年の始まりなのかもしれません。

2015年5月5日。
皆さまに支えられ、ロ・ヴーはお陰様で15周年を迎えることができました。
ありがとうございます。
これからもますますのご指導ご鞭撻、よろしくお願いいたします。


モッコウバラ

たくさんの感謝をこめて。


By サ
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2014.10.06[月] 蓮の花

P1000578.jpg

中国茶を楽しむ魅力の一つに、茶器選びがあります。
茶壺に蓋碗、聞香杯などなど、どれを選ぶのも楽しくて仕方ありません。

可愛らしい絵柄の茶器がたくさんありますが、その中でも特に蓮の絵柄が多く、
人気が高いようです。

はて‥何故だろう???と思い、ジイヤ先生に質問してみたところ、

「蓮は宗教の中でとても重要視された花。
仏教では極楽浄土では蓮の花に生まれ変わることができるとされている。
だから、蓮の絵柄が多く、一蓮托生はここから来たよ。
アジアでは国花としている国がいくつかあり、多くの人に愛されている花だよ。」
と、教えて頂きました。

なるほど~!!!

ハス

こちらは今年の夏、東京の上野にあります不忍池で撮影した一枚です。

「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と言われます。

蓮が泥の中で育っている時は暗く、太陽の光や青空、木々や花々が咲く、
豊かな世界が待っているとは、夢にも思わなかったでしょう。
ましてや、自分がこんなに美しく、立派に花を咲かせるとは思いもよらなかったと
思います。

何だか人の人生のよう、と思わずにはいられません。

辛い時、苦しい時、そのような時がもし来たら、
心の中に蓮の花を咲かせて、上を向いていきたいな。と、
蓮の花を眺めながら、思ったのでした。



By.N

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2013.10.22[火] キンモクセイの季節

キンモクセイ

今年は残暑が厳しかったせいか、いつまで経っても金木犀の花の香りが
感じられなかった。
今日、職場へ向かう途中、どこからともなく金木犀の甘い香りが。

ああ、ようやく秋が来たんだなぁ。

ここ1週間ほど、あまりの忙しさに、香りを感じるヒマさえないのかと少し心配
していただけに嬉しい。

お茶の香りもそうだけど、甘く優しい香りは少々ささくれだった乾いた心を
ほんの少し潤してくれる。

うまくいけばお茶会当日は、キンモクセイの甘い香りに包まれながら
澄んだ青空の下で、過ごすことができるかな。

雨が、小さなオレンジ色の花を落としてしまいませんように。

2013.09.30[月] スパイダーリリー

彼岸花 <ヒガンバナ>

ある方のブログで、彼岸花に「スパイダーリリー(spider lily)」という名前が
あることを知りました。

そう言われると、そんな風に見えなくもないかな。


2010年10月3日、秋に開いた茶会。
秋なのに暑い日が続き、花材集めにとても苦労しました。立礼席の床の飾りに
どうしても納得ができず、ギリギリに切羽詰まった日の夜、暗闇の中で色鮮やかに
咲く彼岸花を近所の公園で見つけ、どうしても欲しくて無理にお願いして、
少しだけ分けて頂いた思い出が蘇ります。
あの年は、秋が暑くて紅葉も遅れたのですが、彼岸花の開花も遅かったのだと
後になって知りました。

今年は概ねお彼岸の頃にきっちり開花したので、花が終わってしまう前にと
今朝、仕事に行く前にパチリ。


彼岸花 <ヒガンバナ>

角度を変えてみたら、よりクモらしく見える?
綺麗な姿なのに「スパイダー」はちょっと悲しいので、特別なクモという
気持ちを込めて「シャーロット」と呼ぶことにしよう。

あの時、私の力を貸してくれたシャーロットの生まれ変わりも、きっと
どこかにいるよね。
今年のお茶会まで、あと1ヶ月足らずとなりました。

2013.06.17[月] 先手必勝!

ちまたでは、梅の実がたくさん実って梅酒や梅ジュースにしたとか、ビワがなり
始めたなどという話題を耳にする季節になりました。
そしてロ・ヴーでは、前庭とは言えないネコの額ほどのちいさなスペースに
おいてある、鉢植えのブルーベリーがそろそろ色づいてきました。


ブルーベリーの花

ブルーベリーは春にはこんな小さくて可愛い花を咲かせてくれます。
写真は4月下旬のある日の様子。



ブルーベリー

そして最近の毎朝の私の仕事は、色づいたブルーベリーの実を、小鳥よりも
早く摘むこと。(笑)
今年の梅雨は、雨が降らずに青空ばかり広がっているので、鳥よけネットを
買う暇もないままに、実がなるのも少々早め。

本当はもう少ししっかり熟して甘味が増すまでおきたいのだけど、ウッカリ
すると、どこからともなく鳥が飛んできて、一番美味しい実を選んで啄んで
いってしまいます。

「私のブルーベリーがない!」
そんな思いをもう何度経験したことか。(笑)
最初は5本指の鳥がつまんでいってしまったかと思いましたが、本当に小鳥が
飛んできて、フェンスに上手に掴まり、食べてしまうのです。

こうなったら、少々酸っぱかろうが、サイズが小さめだろうが、小鳥になんて
負けていられません。
そうそう、なんでも先手必勝!小鳥になんて負けないゾ。

とはいうものの、摘み取ったブルーベリーの糖度を上げるにはどうすればよいか
どなたかご存じの方がいたら教えて下さい。(笑)

2013.04.24[水] 梅花空木

梅花空木01


梅・花・空・木。
まるで中国語か四文字熟語かと思うような漢字四文字。れっきとした日本語で
「バイカウツギ」とそのまま読みます。

最初にこの花を見たとき、ウツギの仲間?と思ったのですが確信が持てず。
そんな時、茶の湯の関係の方から「五月梅」だと教えていただきました。


梅花空木02

サツキバイ=5月の梅、ということは梅の一種かと思ったら、やはりウツギの
仲間だということでした。
5月、梅の花によく似た花が咲くので「サツキバイ」というのだそうですが
今年は桜だけでなく、このウツギも少し早め。


こうして眺めてみると、中国渡来の漢字、そして「ひらがな」と「カタカナ」、
同じ「は」でも実にたくさんの種類で書くことができます。
例えば「は」と一文字ひらがなで書いてしまうと、読む人次第でどうとでも
読みとれてしまうのですが、漢字で「葉」と書くと、途端にその文字が
意味を持ち、言葉となる。

梅花空木は、どれも自然が織りなす美しいものばかりで出来ている言葉。
見れば見るほど綺麗な文字列だなぁ、と思ってしまいます。

文字が言葉になり、誰かの心に届く。
それは時に、優しかったり、慰めになったり、人を傷つけたり。
言葉は生きている、と思う今日この頃。

2013.04.17[水] アカンサス

アカンサス01


中国国際茶文化研究会認定の『中国茶アドバイザー/インストラクター』の資格を
持っている天天さんとシェフのお店『チャイニーズテーブル胡同』が三重県
いなべ市から桑名市に移転しました。
東京ディズニーランドのオープンと同じ、4月15日のオープンです。

オープンのお祝いにと、お花を贈ろうと思ったのですが「胡蝶蘭はきっと他からも
たくさん頂くよね」ということで「蘭以外のもの」を求めてお花屋さんへGO!!

お花屋さんは、贈りたいものを探すお店、と自分が欲しいものを探すお店、と
数件あるのだけど、今回は「自分が欲しい物を探すお店」でチョイスしました。

ほら、私って気持ちだけはしっかり若いから、きっと私の欲しい物が若いお二人には
似合うかな?と思って。
こういうとき一番困るのがプレゼントするために買うのにも関わらず、自分が
欲しくなるってこと。(笑)

今回お二人のために選んだのは、アカンサス。
和名は「ハアザミ」とも言うそうです。

アザミに似た葉の形状は、古代ギリシア文化が装飾の起源のようで、ビザンチン、
ロマネスク、ゴシック建築の時期まで人気が続き、ルネサンス期に復興後、
現在まで支持されているとか。
思わず建築のモチーフと写真の葉っぱを見比べてしまいます。(笑)


お店で最初に目に留まったとき、横に広がる艶やかな葉とは対象に、すっくと
真っ直ぐ上に伸びていく立ち姿がとても綺麗だと思いました。
よく見ると、薄紫がかった白いお花も咲いています。

アカンサス02


乾燥にも日陰にも寒気にも強くて多年草ということなので、地植えにすると
すくすく元気に大きく育ってくれるようです。
お二人の未来もすくすく元気に大きくなりますように、と願いを込めて。


<チャイニーズテーブル胡同>
 住所:〒511-0867 三重県桑名市陽だまりの丘8丁目1109番地
 Phone. 0594-87-6667 (毎週水曜・第2火曜日定休)
 営業時間 Lunch 11:00-14:00 Dinner 17:30-21:30
プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

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