SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2018.08.14[火] ちょっと、北京 (3)

紫禁城:後左門

後左門のところには、黄色い衣装の小さな皇帝たち。
私も皇帝の気分を味わって見たかった。(笑

この辺りでようやく紫禁城の中間地点。
広大な紫禁城は、歩いても歩いても、ずっと紫禁城が続きます。


紫禁城:九龍壁

ここからは外東路と呼ばれるエリアで、中国で有名な三つのうちの一つ
『九龍壁』が最初に現れます。
瑠璃装飾の壁で9匹の龍が描かれていますが、9という数字は
中国では最大の陽数であり、天子の尊さを表します。

当然のことながら、正面から9匹を入れるのは無理。
ナナメからの構図にするか、パノラマで撮れば良かったかも…。



紫禁城:暢音閣

1776年に完成の暢音閣は、京劇用の舞台。
西太后が京劇を好んだと言われています。


紫禁城:珍妃井_01


紫禁城:珍妃井_02

『珍妃井(珍妃の井戸)』。
光緒帝が最も寵愛した妃であった珍妃が、1900年8月15日、
西太后の命により、生きたまま投げ込まれた井戸。
大変に聡明であり、光緒帝の改革運動を支持したが故に
西太后の不興を買ってしまったためと言われています。

西太后という女性は、日本では中国史上、屈指の「悪女」として
有名ですが、実はそうばかりでもないと思うような事がありました。

「もし彼女の立場だったら、誰でもそうせざる得なかった。
彼女は国を背負っていた。人民を守る責任があった。
光緒帝は実力がまだ十分ではなかったのに、慈禧に逆らい
政治を乱そうとしたため、仕方がなかったのだ」と聞きました。

私たちの歴史感とは随分違います。

ふと、浅田次郎さんの著書にあった言葉が思い出されました。

「中国人は必ずしも西太后の事を悪女だとは思っていない。
彼女のことを慈禧(ツーシー)と親しみを込めて呼んでいる。」

そう言えば、彼女も西太后ではなく「慈禧」と呼んでいました。

<つづく>

By サ
    14:44  Top

2018.08.06[月] ちょっと、北京 (2)

すっかり間が空いてしまいましたが
北京の旅の続きです。


天安門広場_01


天安門広場_02


テレビで見ていただけの天安門広場は、実際に立ってみると
想像以上の大きさに圧倒されます。
そして、中国の長い歴史を想う時、その時代のトップの力が
いかに大きかったかが窺えます。

天安門広場_03


セキュリティは厳しいものの、それなりに観光地化されており
毛沢東先生の肖像画は、掛け替えられたばかりだそうで、ピカピカ。


天安門広場_04


そして
今回の旅でとても楽しみにしていた紫禁城。
今は故宮博物院となっていますが、浅田次郎の『蒼穹の昴』
読んでからは自分の中では『紫禁城』と呼びたい場所。
できることなら、清の時代にタイムスリップして、当時の紫禁城を
見ていたい!

紫禁城:大和殿


中華の世界の中心、大和殿。
とにかく大きいので、離れても近づいても画面には入りきらないサイズ。
思わず、映画『ラストエンペラー』に出てきた愛新覚羅溥儀の即位式の
シーンを思い出してしまいました。
映画のワンシーンを思い出しながら、BGMは、アカデミー賞作曲賞を
受賞した坂本龍一のテーマ曲。(笑)

紫禁城が見てきた歴史は、あまりにも長く壮大です。

<つづく>

By サ
    00:02  Top

2018.07.01[日] ちょっと、北京 (1)

大柵欄_01


ジイヤ先生が倒れてから、何となく自粛モードになっていた
あれやこれや。

最近では、本当に大病を患っていたのかと思うくらいお元気になられ…。
そろそろ色んなこと、解禁されても良いんじゃない?
そう思っていた矢先、世の中では、上野動物園の『香香』の話題が
盛り上がっており、テレビなどで見かける度に

「あ、生パンダ見たことない!」という気持ちになるのでした。

そう言えば随分前、お客様に「本物のパンダを見たことがない」と
伝えたら、かなり驚いておられました。

「だって、名古屋には、コアラはいるけどパンダはいないんですよ!」
と負け惜しみを言ったことが思い出され
「そうだ!パンダを見に行こう!」と思い立ち、6月のとある週末
ちょっと北京まで足を運んできました。(笑)

写真はすべて大柵欄の風景。
紫禁城の内城と外城を隔てる正陽門の手前にあります。


同仁堂は1669年創業の漢方薬の老舗。
宮廷御用達で歴代の皇帝にも仕えてきた歴史があります。

大柵欄_02



稲香村は、北京の町のあちこちで見かける老舗のお菓子屋さん。
チェーン展開をし今風だけど、開業は1895年と歴史は古い。

稲香村_01


大柵欄_03



西太后がこの店の包子を食し、褒め称えたことから、名声を得た
と言われる狗不理包子。
なるほど、西太后がいます。
西太后は龍井茶の他にここの包子もお好きだったんですね…。

狗不理包子


昔の北京を知っている人はちょっと驚きの光景かもしれません。
ここ大柵欄界隈は、2008年の北京オリンピックを前に大改修が
行われ、現在の姿へと変貌を遂げました。


遠くに見えるのは壮大な姿の箭楼。

箭楼_01


町の様相が変わっても、変わらない物もまだまだあります。

  <つづく>

By サ
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2018.06.16[土] 梅雨のはじまり

今年もあっという間に時間が流れ…。
気がつけば1年の半分、6月もすでに半ばまで来てしまいました。

気象庁は梅雨入り宣言をしたけど、私にとって、梅雨の訪れを
教えてくれるのは、熱田祭りの花火。
毎年、梅雨入り前後の6月5日に執り行われます。

熱田祭りは、熱田神宮の『例祭』で、尚武祭りとも呼ばれています。
熱田神宮のサイトによると

 天皇陛下のおつかい(勅使)が参向される当神宮の祭典中
 最も重要かつ荘厳なお祭り

なのだそうです。

夜空を彩る華、梅雨のはじまりを告げる花火を少しだけご紹介。
夏の花火とはまた違った趣があります。

熱田祭り2018年6月5日

https://youtu.be/EEHY1gLrgCI

梅の雨の頃となりました。

By サ
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2018.06.07[木] 花は華

牡丹
<Photo by Makoto.K>

あまりにも5月が忙しすぎて、気がついたら6月になってしまいましたが…。

とりあえずは、お茶会のご報告です。

前回のブログで、お茶会のテーマについて、今回は「華」と
少しだけ触れました。

声に出して「はな」という言葉だけは決めたのですが、「華」と「花」
どちらのハナが良いのだろう…。
そんな些細なことをグダグダと考えてしまいました。

個人的な考えですが、「花」という文字には、そこはかとない
はかなさと、えも言われぬ優しさを感じて、何となく日本っぽい
印象を感じます。

「華」には、同じ美しさの中にも強さと優しさを備えた永遠。
悠久の歴史を刻んできた中国風な印象を受けます。

ひらがなで「はな」と書くと、幾通りにも想像できてしまう言葉でも
漢字にした途端、そこに込められた意味を伝えられるような
気持ちになるから不思議です。

茶の湯では、開いた花は使わないと聞きますが、今回の中国茶席では
床の花は、花の中の花、芍薬です。


芍薬
<Photo by Makoto.K>


玄宗皇帝が愛した牡丹の花が満開の頃だったけど
今年は暑くなるのが早すぎて、牡丹に続く芍薬が
席に彩りを添えてくれました。

花は人。華も人。
儚くもあり、強く美しくもあり。


お点前_01
<Photo by Makoto.K>

たくさんのお客様にご来場いただき、厚く御礼申しあげます。
ありがとうございました!

By サ
    22:11  Top

2018.05.21[月] お茶会前日

さつき市民茶会から、少し間が空いてしまいました。
いつものようにドタバタやっている間に、気がつけば、5月も下旬。

月の変わらないうちに、お茶会のご報告です。

雨の白鳥庭園
<Photo by Makoto.K>


昨年の観月茶会以来、どうも雨づいているのか、5月2日は雨。
荷物の搬入も、準備も整い、本番前の全体の確認の途中で、雨。
ゴールデンウィーク中、お天気はずっと良いはずなのに
どうしたことか…。

本当は、お茶会の様子をすぐにもアップしようと思っていたけど
雨の庭園の写真も、何となくステキだったので、ご紹介したくなりました。



芍薬


翌日のお天気の不安を抱えながらも、静かな雨も心が穏やかに
なりそうです。

今回の、お茶会のテーマは「華」。
続きは、次回ということで…。

By サ

    23:51  Top
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ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

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