SCENERY

その壁がなくなれば、世界がもっと広がります 

2018.04.08[日] さつき市民茶会

2018年 さつき市民茶会


毎年のことながら、この時期、清明前の新茶のことや(清明後も!)
新年度始まりの講座のことや、そろそろ研修がしたいな、とか
さつき市民茶会の打ち合わせや準備で、てんてこ舞いです。
特に今年は、例年になく、気候の異変が大きく、お茶の様子も
ジイヤ先生の頭を悩ませています。(ーー;)

相変わらずのドタバタではありますが、今年のゴールデンウィークも
白鳥庭園主催『さつき市民茶会』で中国茶会を担当させていただくことに
なりました。

そして、お菓子は前回の観月茶会に続き、恵那の川上屋さんに
このお茶会のために、特別にご用意いただけることになりました。

すでに結構な数の試食をしているので、こんなに糖分を摂っても
大丈夫なのだろーか?と若干の不安を感じないこともないのですが
そのおかげもあり、とってもステキなお菓子に仕上がりそうです。
当日を楽しみにしていてくださいね!


<さつき市民茶会のご案内>
 ※ロ・ヴーのHPでもご確認いただけます。
◆会場 白鳥庭園 清羽亭 立礼席
◆月日 5月3日(祝) 10:00~16:00
    ※受付時間 9:30 ~ 15:30 (席がなくなり次第受付終了)
◆定員:1 席20 名程度の入れ替え制(1 席約20 分)
◆料金:1 席500 円(消費税込み)
◆茶席 『華の席』
    雲に衣装を想い、花に容を想う。
      華やかで香り豊かな中国茶席をお楽しみください。

※白鳥庭園の入園料が別途必要となります。
 「ドニチエコきっぷ」「一日乗車券」を利用しての来園は、
   大人300 円→240 円
 名古屋市在住65 歳以上の方は100 円(要敬老手帳など)

【お申し込み・お問い合わせ】
 中国茶 ロ・ヴー
 Phone. 052-757-3588 (営業時間 13:00~18:00 水・木曜日休業)
 メールでのお問い合わせはこちら


皆さまのご来場、心よりお待ちしております。

By サ
    17:17  Top

2018.03.15[木] 新茶の季節

桃李園・独楽園:川端玉章


そろそろ桜も蕾み始め、いよいよ春の足音がすぐそこまで来ています。
中国茶も、新茶の季節が目の前までやってきました。

今日はちょっと切実なお話です。
ロ・ヴーをオープンした2000年頃と比べて、中国茶の仕入価格が
恐ろしく値上がってしまいました。
まさかこんな時代が来るとは、夢にも思っていなかったくらいに。

価格が高くなりすぎて、お店で販売できる茶葉の種類は減って
しまいました。
販売できるお茶は減りましたが、いろいろな種類のお茶を
楽しむティーテイスター講座で味わっていただく分だけは、
今年もジイヤ先生がいろいろお茶を入手すべく
頑張って準備を進めています。

とある場所で、ロ・ヴーの取り扱いのお茶の種類が減ったという
お声をお聞きしましたが、市場ベースに乗らないお茶も、講座では
お飲みいただけます。


画像は、川端玉章の『桃李園・独楽園図屏風』。
日本の桜の花見とは異なり、中国では桃と李を愛でながら、
お酒(お茶に見えなくもない)を楽しんだようです。
花を愛でながら、お茶(お酒?)を楽しむ、春ならではの風景です。

最近、お店で買える中国茶の種類が減ったな~と思われる方は
ぜひ、講座の方にご参加ください。
お店では飲めない、たくさんの種類のお茶に出逢えます。

By サ
    00:17  Top

2018.02.28[水] 春を迎える、年画

2018_年賀


めでたく、今年も春節を迎えることができました。

それぞれの地域で新しい年の始まりのお祝いがありました。
やはり、春節と言えば、まずは花火と爆竹から始まります。
それも今では、過去の風物となりつつあると言われます。

今年は、ある都市では花火も爆竹もなく新年を迎えたと伝えられています。
現代風、爆竹が製造され、電飾で彩られたものが、使われたようです。
なんと、爆竹風の人工的な音が出るといいます。

そんな中、この春節の時期に、名古屋大学からお誘いいただき、
博物館の企画展に行ってきました。

名古屋大学博物館 

「春を迎える 年画に込めたられた願いと意図」

年画の展示会です。
年画と言えば、新年を迎え、その年の幸福、豊作、金運を祈って
各お屋敷の門や戸、家の中の壁に貼って幸せを願った木版画です。
一年間飾った年画を春節に貼り替えるのが習わし。
そこには人々の喜びがあふれ、願いが込められている画です。

今回の展示も各時代の特徴のある作品が展示されています。
明代から清代に最盛期を迎えた年画、千年の歴史があります。
各時代の世相を反映して多くの作品が製作されました。

色彩の鮮やかさ。図柄にも特徴があって興味深いです。
描かれているものが広範囲。伝説的なもの、花鳥風月、
プロパガンダなどなど。

これらの年画、今では、爆竹と同じように春節の過去の風物
となりつつあるのかもしれません。
お屋敷から、高層建築の中での住まいへと変化している生活。
家の中の壁に現代版年画は活躍しているのでしょうか。
是非とも継承していただきたい、風物の一つです。

明代蘇州:桃花塢で描かれた年画に描かれているテーマがあります。
いつの時代にも変わらないもの。

『和気吉祥』

人々の願い。

By J
    00:00  Top

2018.01.28[日] 長江愛の詩

長江愛の詩


映画の試写会のご招待をいただきました。
中国映画『長江愛の詩』という映画。

ベルリン国際映画祭、銀熊賞受賞作品。
ヤン・チャオ監督、製作期間10年を費やした作品。
極寒の長江と周辺の地で60日間のオールロケにて完成された、
美しい情景がカメラに収められています。

長江と言えば中国を代表する大河。
子供の頃、学校では「揚子江」として習ったものでした。
青海チベット高原の雪解け水を源とし、全長6000kmに及ぶ
アジア最長の河。
この大河の流れが茶文化を上流域から下流域へと広めてくれたのです。

お茶がこの流れで広域に広まっていきました。
茶文化発展にとって大変重要な大河です。

今では長江中流域に「三峡ダム」という世界最大の巨大ダムが
2009年に完成し、水力発電にて電力を供給するという、
現代社会の長江の姿があります。

「長江三峡下り」という、古くから行われているクルーズがあります。
長江中流域の三峡を船で下り、絶景を楽しむことができます。
この三峡ダム、完成されると三峡の景色が変わると言われ、
ダムの完成以前に、その絶景を見ておこうとクルーズをしたものです。

ジイヤにはとても懐かしいクルーズ。
瞿塘峡(くとうきょう、8km)、巫峡(ふきょう、45km)、
西陵峡(せいりょうきょう、66km)が、連続する景勝地。
渓谷が織りなす絶景を楽しんだものです。
ダムの完成で水位が170m上昇して景観が変わり、史跡も水没。
140万人の人民が移住したという三峡ダム。

映画ではダム完成後の三峡の景色が収められています。
変わった姿とは言え、素晴らしい眺望の景色です。
世界最大のダムによって、景色さえも変わってしまうという
壮大な現代プロジェクト。
中国社会の、ここ10年の急速な発展で、長江の姿も変貌してしまいました。

映画ではこの大河を「長江図」という古びた詩集と共に
下流から上流へと船が進んで行きます。
そこには様々な出来事と出会いがあり、過ぎ去りし記憶が
次々と描かれていきます。

大河長江と三峡下りの絶景、そして三峡ダムという舞台。

長江は過去も現在も人々の夢を満々とたたえる姿があります。
悠久の長江がそこに描かれています。

長江の姿は巨大な龍に例えられてきました。
下流域の上海が龍頭。そして上流域の四川省が龍尾です。
いつの時代になっても、この龍が人々に永遠の幸せを運んでくれる
龍でいてほしい。

ご覧あれ、巨大な龍、長江。

『長江愛の詩』公式サイト

By J
    19:00  Trackback : 0  Top

2018.01.07[日] 1年の始まり

ロウバイ


昨年の12/31、つまり大晦日の朝から10年ぶりにインフルエンザを発症し
今年のお正月はめでたく布団の中で、静かに過ごすことになりました。

3日もすれば良くなるだろうと甘く考えていたのだけど、楽観しすぎ。
よほど疲れていたのか、脱水症状が長々と続き、おかげで熱も下がらず。
気がつけば、お正月休みも終わっていたという、衝撃の事実。

お正月というのに、お酒も飲まず、おせち料理もほとんど口にせず。
生ものも食べず。

自分が覚えている限り、今までの人生で、一番たくさん寝た。
寝ても寝てもまだ眠れる。
人ってこんなに眠れるものなの~!?というくらいよく寝ました。(笑)

おかげさまで、元気を十二分にチャージ。
しっかり休養したおかげで、今年もフル回転で頑張れそうです。

気がつけば、ロウバイの花の季節。

ロウバイ


寒い寒いと言いながらも、春が近づいていますね。

今年も、忙しくも楽しい1年になりますように。
本年もよろしくお願いいたします。

By サ
    21:33  Comment : 0  Top

2017.12.17[日] 喫茶の歴史

喫茶の歴史


お茶のことを勉強したことがある人なら、1度は耳にしたことがある
『神農伝説』。

「『神農本草経』によると神農はお腹が透けており、1日に72の
毒に当たるも茶で解毒した」

多くの書籍にはこう書いてある。

ところが、である

私がたまたまお茶について興味を持ち始めた頃、手にした1冊の本には
「1日に70の毒に当たり」とあった。

そう。72ではなく70の毒。
今となっては、どの本だったかが全く思い出せないのだけど
確かに「70の毒」とあった。
その後、読む本読む本の全てには「72の毒」とあった。

個人的な意見を言わせていただくと、神話の中の話であり、72と70は
まあ誤差の許容範囲なのだけど、理系脳的な考えの人と試験に出る
となると、答えは一つしか許せないらしい。
随分前「70の毒という説もあるよね?」と、ある場所で言ったら
そんな話は聞いたことないと否定された。

70か72か、その件については誰も何も言及しない(一般的には72毒)
ので、長年不思議に思っていたものの、あえて口にして議論することも
なかろうと、胸の中にしまってあったお茶に関する疑問の一つ。


『喫茶の歴史 茶薬同源をさぐる(岩間眞知子著)』は、岩間先生が
長い歳月をかけ丁寧に紐解いてきた、資料に基づく内容を
解りやすい言葉で著された1冊。

-『神農本草経』の原書は存在しないが、明代以降に復元
 されたものが数種ある。それらを端から見ていったが、
 茶の文字すら見当たらない -  『本文から引用』

読み始めてすぐに「もしかしたら」という期待で胸が躍った。
そして、その答えを見つけたときには、ページをめくる手が
震えるような気持ちになった。(少なくとも私にとっては)


『喫茶の歴史』は物語や旅行記や体験談のような面白さはない。
お茶を勉強し始めたばかりの人にとっては、ちょっと難しいとも思う。
先生のお考えの根底にある「茶は薬」の茶薬同源に関することにも
多くのページが割かれているので、医薬業に関わる人の方が
理解しやすい内容も多く含まれている。

でも、神農伝説だけでなく、お茶について「これって本当は
どうなんだろう?」と純粋に疑問を持ったとき、もしかしたら
その答えが得られる貴重な1冊になるかもしれない。

お茶に関わる人は、手元に1冊置かれることをお勧め。

もちろん、神農伝説の真実が知りたい人にも。


By サ
    00:00  Top
プロフィール

ロ・ヴー

Author:ロ・ヴー
<ロ・ヴーの風景>
中国茶や日々の出来事、旅の思い出などを綴っています

カレンダー
03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
リンクバナー
那覇の旅行情報
<那覇の旅行情報>
ブロとも申請フォーム
月別アーカイブ
Pagetop